時期は既に1月の中旬を過ぎ、「プリキュア」シリーズも、次回作の情報が少しずつ解禁されてきていますね。
そんな中で、気になってくるのは、現行放送している「わんだふるぷりきゅあ」の最終回!
これまで、主人公たちは相棒とケンカし、仲間とも仲違いしながらも、お互いの気持ちや考え方を理解して、より強い絆で結ばれてきました。
その思いが、これまで以上に強大で困難な敵も協力によって、攻略。
少しずつではありますが成長して、仲間を思いやり、信頼できるチームになってきました。
そんな「わんだふるぷりきゅあ」のチーム「プリキュア」たち。
残り少ない放送回数で、どのような結末を私たちに見せてくれるのでしょうか。
本作のあらすじや、キャラクターの情報をおさらいしながら、最終回の予想をしていきたいと思います。
本作のあらすじ
動物と人が共に暮らす街【アニマルタウン】
動物が大好きな【いろは】は飼い犬の【こむぎ】と仲良し!
ある日、謎の生物・ガルガルが街で大暴れ!
だけど、いろはを守るためにこむぎが人の姿になってプリキュアに変身しちゃった…!?
心がガルガルしている子を助けなきゃ…!
力を合わせて動物たちを【ニコガーデン】にかえしてあげよう!
「大丈夫、あなたの声をきかせて!」(公式HPより)
上記が、公式から発表されている「作品全体のあらすじ」になっています。
また、筆者が第1話から同作品を見てみた感じでは、以下の「表テーマ」と「裏テーマ」があるのではないかと感じています。
その点も、ここでご紹介いたしましょう。
【表テーマ】
公式のあらすじにもあるとおり、「動物」と「人」とが共に暮らす街である「アニマルタウン」。
この街では、人と動物とかお互いの事を信頼しあい、助け合いながら生きている描写が、何度も描かれています。
そのため、人と人だけではなく、同じ生きとし生けるもの同士の「心のつながり」というものが表面的なテーマになっていると考えられます。
【裏テーマ】
この世に生を受けたからには、必ず受け入れがたい別れというものが存在する。
「別れ」というものは、どんなに拒否しようと望んだとしても、誰も上がらうことはできず、ただただ受け入れることしかできない、悲しい出来事なのである。
この天から平等に与えられた「別れ」をどのようにして超えていくのか。
そのことを考えなければいけないことが、「わんだふるぷりきゅあ」の裏テーマなのではないでしょうか。
作品に出てくるキャラクター
キュアワンダフル/犬飼こむぎ
CV:長縄まりあ
いろはの飼い犬のパピヨン。
人の姿になって、大好きないろはとおしゃべりができるようになり大はしゃぎ。
運動神経バツグン。おさんぽが大好きで好奇心旺盛。
くいしんぼうで、犬用おやつのクッキーが大好物。
人の姿の時だけいろはと同じものが食べられるようになって嬉しい。
口癖は、いろはの真似をして「わんだふるー!」「キュアワンダフル」に変身!
「みんな大好き素敵な世界!キュアワンダフル! いっしょに遊ぼ♪」
(公式HPより抜粋)
キュアフレンディ/犬飼いろは
CV:種﨑敦美
動物をこよなく愛する中学2年生の女の子。
日課はこむぎとの朝のおさんぽ。友達が多く、動物にも好かれている。
お世話好きで面倒見が良い。
素直な性格で、ウソが苦手。運動も得意。
口癖は「ワンダフルー!」「キュアフレンディ」に変身!
「みんなの笑顔で彩る世界!キュアフレンディ! あなたの声をきかせて」
(公式HPより抜粋)
キュアニャミー/猫屋敷ユキ
CV:松田颯水
まゆと一緒に暮らしている白猫。
クールでマイペース。誇り高い性格。
まゆに作ってもらった首輪のチャームがお気に入り。
まゆの母親が営むお店「PrettyHolic」の看板猫。お昼寝が大好き。
誰よりもまゆのことを大切に思っている。「キュアニャミー」に変身!
「気高くかわいくきらめく世界!キュアニャミー! 仕方ない、構ってあげる」
(公式HPより抜粋)
キュアリリアン/猫屋敷まゆ
CV:上田麗奈
アニマルタウンに引っ越してきたばかりの中学2年生の女の子。飼い猫のユキが大好き。
友達を作りたいが引っ込み思案で勇気を出せずにいる。
手先が器用で、手芸が趣味。自分が作った物で誰かが喜んでくれることがうれしい。
愛猫のユキの動画を投稿する動物系キュアチューバーもやっている。「キュアリリアン」に変身!
「結んで紡いでつながる世界!キュアリリアン!こわくない、こわくない」
(公式HPより抜粋)
兎山悟
CV:寺島拓篤
いろはのクラスメイトでうさぎの大福を飼っている男の子。
勉強が得意で、優しくおだやかな性格。
こむぎといろはがプリキュアだと知り、豊富な動物の知識を使ってサポートをする。
実はいろはに恋心を抱いているが、いろはは気づいていない。
大福とは「マブダチ」の関係。(公式HPより抜粋)
メエメエ
CV:立花慎之介
ガルガルになったところを最初にプリキュアに助けられた羊のニコアニマル。
ニコガーデンの主、「ニコ」に仕える執事でプリキュアにニコアニマルたちを助けるよう依頼し、サポートしている。
普段はニコガーデンを管理しており、自分のことはできる執事だと思っているが、たまに抜けているところがある。
特技はニコガーデン特製のお茶を入れること。(公式HPより抜粋)
ニコ
CV:植田 佳奈
額にツノをもつユニコーン。
ニコガーデンを創造した神様のような存在。 ニコアニマルやキラリンアニマルにはない特別な力をもっている。 みんなから「ニコ様」と親しまれ、かわいい見た目をしているが、りりしく威厳がある。 厳しい面もあるが、すべての命を慈しむ優しさをもっている。
動物と人間たちのニコニコパワーを受けて、一時的に人の姿を取っている。(公式HPより抜粋)
ガオウ
CV:大塚剛央
昔、アニマルタウン周辺にいた狼の群れの頭領。
狼を絶滅させた人間を憎み、人間の世界を破壊しようともくろむ。
ニコガーデンを襲った際、ニコアニマルやキラリンアニマルに闇の力を放ってガルガルにした。
不思議な力がある宝玉を持っている。(公式HPより抜粋)
トラメ
CV:松井恵理子
ガオウの仲間で、オスの狼。
ガオウに魂を呼び戻され、遠吠神社の狼像に入って復活した。
活発な少年で、おもしろいことが大好き。(公式HPより抜粋)
ザクロ
CV:中原麻衣
ガオウの仲間で、メスの狼。
ガオウに魂を呼び戻され、遠吠神社の狼像に入って復活した。
恋する乙女で、ガオウのことが大好き。(公式HPより抜粋)
これまでのお話の展開
最終回を目前となっている「わんだふるぷりきゅあ」ですが、今一度、ここまでのお話の流れについておさらいしてみましょう。
深い部分まで理解しあう、人と動物との絆
主人公たちは、基本的に飼い主とペットとしての関係です。
なので本来であれば、伝わることのない「気持ちの意思疎通」。
しかし、「アニマルタウン」に古くから伝わる「鏡石伝承」によって、「こむぎ」「ユキ」の2匹は、人の姿になる能力を得て、飼い主と話すことができるようになりました。
また、4人は「プリキュア」としての能力に目覚め、街で暴れる「ガルガル」という動物たちを、癒していくことを通じて、お互いの気持ちや、考えていること。
そして何より「仲間と共に歩むことの大切さ」というものを知り、その考えを伝えるために「プリキュア」として活動していくのでした。
ガオウが抱く「憎悪」との対峙
これまでは、「ガルガル」がなぜ発生しているのか、わからなかった主人公たち。
しかし、その原因となっていたのは、街の外れにある「遠吠神社」にご神体として眠っていた「ガオウ」という狼の怨念なのでした。
「ガオウ」は、かつて人間たちに仲間や、自分たちの住処を奪われ、人間に対して果てしなく強い憎悪を抱いてしまいます。
その思いが、消えることなく現代まで脈々と続き、人間たちに復讐をするために、かつて共に群れで行動していた「トラメ」「ザクロ」を召喚。
自らの願望を果たすため、これまで以上に街を破壊することを目指したのでした。
共存への理解と優しさに包まれた2匹の狼
ガオウの命を受け、かつてのテリトリーだった場所を奪還しようと動き始める「トラメ」と「ザクロ」。
はじめは、「プリキュア」たちの「動物も人間も仲良くなれる」という考えが、全く理解できず対立。
何度も「プリキュア」たちとの戦いを繰り広げていく中で、「トラメ」は仲間と共に過ごした幸せな時間がいかに楽しいものであったかを思い出していく。
「ザクロ」も「キュアリリアン」の「好きな人を思う気持ちに、人間も動物も関係ない」という熱い思いに心動かされ、本当の自分の気持ちに素直になっていく。
結果、「トラメ」は「プリキュア」たちと心行くまで野山を駆け回り、心に抱えていた闇を解放できたことで、改心。
最終的に自らを浄化してほしいと「プリキュア」たちに懇願し、遥か彼方にいる仲間たちの元へと旅立っていきました。
「ザクロ」についても、何度もの説得の末、「1人、寂しくいるガオウの事を慰めてあげたい」「そばにいて、心の支えになってあげたい」という思いに気が付きます。
彼女についても、今の自分ではガオウの事の心に巣くう憎しみを癒してあげることが出来ないと悟り、「プリキュア」たちに「トラメ」同様に浄化を依頼します。
しかし「ザクロ」については、「プリキュア」たちが「好きな気持ちを伝えなければ、絶対後悔する」という思いから、くすぶった心のみを浄化。
自分たちと共に、「ザクロ」の大好きな「ガオウ」を止めるため、共闘する道を提示しました。
ガオウの正体は・・・
あまりにも深い憎悪の念にとらわれ、優しや慈しみといった心すらも忘れてしまった「ガオウ」。
これまでの描写では、過去に人間たちに滅ぼされた狼の首領であると描かれてきました。
しかし、最終局面にきて、その認識は一気にひっくり返されることになります。
なんと、本来の「ガオウ」の姿は、狼たちの首領と心を通わせた唯一の人間。
「スバル」という青年の思いが、狼たちの無念と混ざり合ってできた、純度100%の憎悪でなのでした。
「スバル」は狼たちとの共存はできると考え、今の「プリキュア」たちと同じような道を進もうと、様々なことを考え、行動に移してきました。
しかし、「スバル」の生きていた当時は、狼たちは村に害をなすものとして見られていたため、到底「スバル」1人では守ることは不能。
結局、絶滅させられてしまった狼たち。
それと同時に同じ人間たちに「憎悪」の感情を抱いた「スバル」。
その両者の思いが混ざり合って、今の「ガオウ」という存在が生まれたのでした。
最終回はどうなっていくのか
果たして、最終回はどのような形で話が完結していくのでしょうか。
ネット上ではどのような考察がなされているのかを見ていきましょう。
筆者の見解
これまでのインターネット上の予想や、作品自体のシナリオを見てきた中から考えてみたいと思う。
最終回については、「こむぎ」「ユキ」をはじめとする、動物たちが物語最初のように、「アニマルタウン」では言葉を話せなくなる。
これまでどおりの「飼い主」と「ペット」という関係性に戻ることになると予想します。
しかし、そこには今まで紡いできた「絆」というものが存在しているため、言葉が無くても通じ合える以心伝心的なものが存在するのではないかと考えます。
けれども、最後の最後。
ニコ様のお力で、「ニコガーデン」に再度行くことが出来るようになり、これまでと同じように接することが出来る形で、次回作へのバトンタッチとなるのではないでしょうか。
記事のまとめ
さて、本記事ではこれまでの「わんだふるぷりきゅあ」のキャラクターとあらすじの再確認。
そして、最終回はどのような展開になっていくのかについて、考察してみました。
「わんだふるぷりきゅあ」では、シリーズ初の「戦闘を行わない」スタイルで貫き通し、仲良くなることに重きが置かれてきました。
おそらく、最後までそのコンセプトは変わらないと考えますので、敵対している「ガオウ」についても、救いの道が指し示されるのではないでしょうか。
最終回まであとわずか。
どのような展開が待ち受けているのか、プリキュア好きのあなたもドキドキしながら、「わんだふる」な最終回を楽しみにしましょう!
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