1979年から現在に至るまでの人気を確立させた第1作目の作品である『機動戦士ガンダム』。
この作品の出来や評価が良かったからこそ、今の人気につながっていると言えるのでしょう。
そんな『機動戦士ガンダム』ですが、敵側であるジオン公国の総帥をしているギレン・ザビが登場します。
総帥なので相当優秀な人物なように見えますが、実は無能だったんじゃないかともされているのです。
そして政治家に専念していればよかったのでは、実は有能だったんじゃないかともされてもいます。
なので今回は『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビは無能だったのか、政治家なら活躍できた点や本当は有能だった説を紹介していきますね。
ガンダムギレン・ザビは無能だった?

まずはギレンは無能だったのかを紹介していきます。
結論から申し上げますと、有能ではありましたが以下の3点のせいで無能に見えていたと言った感じです。
その3点を紹介していきますね。
①自己評価が甘い
艦これ運営は『増えすぎたユーザーを減らす』為にイベントを開催してるんだと思ってるですのよ…
アニメの失敗もつまりはそういう
多分ギレン・ザビみたいなヤツが仕切ってると思ってるですの pic.twitter.com/ftwvqtYwau— ヤク物 (@nezikure) November 20, 2015
1つ目は自己評価が甘いというところです。
ア・バオア・クー攻防戦のときに連邦軍相手に戦いを有利に進めていた時、「圧倒的じゃないか、我が軍は…!」と言う事を口にしました。
実際のところ、戦いを優勢に進めていたのもあって、そう口に出してしまうのも無理はないでしょう。
しかしながら、仮にア・バオア・クーが陥落すれば、次は本拠地での戦いを余儀なくされてしまうのです。
それゆえに余裕があるのかと言われれば、決してそうではありません。
ただ上記の発言の前はそんな油断も慢心もせずに采配を振るっていて、決して軽はずみな発言もしませんでした。
それでも総帥と言う立場であり、現場の指揮を執っている時に楽観的な発言は決して良くないと言えます。
実際上記の発言は多くの人達の印象に残ってしまっており、やはり軽はずみな発言だったと認知され、それまでの慎重な発言や態度が全部台無しになってしまったのです。
なので無能なんじゃないかという風にされてしまいました。
②己を省みない
2つ目は己を省みないところです。
己を省みるという事は、自分がこれまでしてきたことについて正しかったのかを考え、間違いだった場合は反省すると言う事。
そう言う事をギレンはしてこなかったのです。
ギレンは選民思想を持っており、優れた人類以外を戦争で始末する事で人口の調整をしようとしてきました。
そのためならばコロニーを落としたり、毒ガスを放ったりと言う非情な手段をとってくるのです。
この場合、本当にこれが正しいのだろうか、他に方法があるのではないかと考えるはず。
そう言う事をギレンはせず、自分の目的のために様々な方策を推し進めていくのです。
なので己を省みる暇がないのではなく、自分が正しいと思っているのでする必要がないと思っているのでしょう。
それ故に父親のデギンは「ヒットラーの尻尾」と揶揄しました。
ヒットラーも自分の目的のためにやるべきことをどんどん推し進めていき、最終的に命を落としてしまったのです。
ギレンの最期を踏まえるとまさしくヒットラーですし、やはり省みる必要もあった事だと思います。
なので無能だと言われているのです。
③キシリアを舐めていた
3つ目はキシリアを舐めていた事です。
キシリアとは兄妹の関係性でしたが、同時に政治に関して争う立場にありました。
そしてキシリアはギレンを始末したのです。
その理由としましてはギレンが穏健な手段をとるデギンを目障りに感じ、始末したからでした。
キシリアは父親に対してそれなりに愛情があったので、そんな父親を始末するような手段をとったギレンに怒り心頭だったのです。
ア・バオア・クー攻防戦の最中、キシリアは始末するために動き出し、ギレンの元へとやってきて彼に拳銃を突き付けました。
ギレンは拳銃を突き付けられているのを感じていましたが、脅しだと思っていたのか、まさか撃つとは思っていなかったのか分かりませんが余裕ぶっていたのです。
しかしながらキシリアは本気だったので、撃たれてしまって命を落とすことになりました。
暗殺とかもまかり通っていましたし、兄妹とはいえ政治的に争っているためもしかしたら命を狙われている可能性も考慮するべきだったでしょう。
なのでその考慮をしていなかったがゆえに無能とされたのだと思います。
政治家なら活躍できた点

そんなギレンですが、総帥じゃなくて政治家だったら活躍していたんじゃないかとされています。
その根拠はこの2点です。
①扇動の才能がある
次回、ギレン・ザビ登場 #GQuuuuuuX #ジークアクス pic.twitter.com/RCLCQU8fiG— ガタリノフ (@GATARI03) June 3, 2025
1つ目は扇動の才能がある事です。
元々頭がいいのもあり、しっかりとした熱意のある言葉で多くの人達の心を掴んできました。
そして末弟のガルマ・ザビが命を落とした時の国葬では、それを政治的に利用して追悼演説を行い、ジオンの人達の心を奮い立たせたんです。
なので扇動するための力は十分にあると言えるんじゃないでしょうか。
それゆえに総帥として率いるのではなく、政治家として動けば国民を奮い立たせ、戦にも勝てたかもしれません。
②影響力が強い
2つ目は影響力の強さです。
ギレンは上記でも述べたように演説で多くの人達の心を掴み、選民主義のためには手段を選びませんでした。
彼の発言や彼のしてきた事は多くの人達に影響を与えたのです。
ジャミトフ、シャア、エギーユと多くの軍人や政治家に深い影響を与え、ギレンがしようとしたことを実行しようとしました。
なので影響を与えると言う点でも政治家は向いていたんじゃないでしょうか。
本当は有能だった説も

ギレンは有能な部分があるけど、無能であるとも言いましたが本当は有能ではないかとされているのです。
本来の番組構成によるギレンの立ち回りからも明らかになっていますので、説明していきますね。
①使える者は何でも使う
1つ目は使える者は何でも使うです。
それがニュータイプの者達を戦場に駆り出すことでした。
本来の番組構成だったら、ギレンはニュータイプの者達を戦に送り出し、戦況を有利に進めようとしていたのです。
そしてシャアに関しても例え自分達の敵でも、使えるならとことん使おうとしていました。
テレビ側の都合でそういう風にはなりませんでしたが、もし採用されていれば有能と言われていたかもしれません。
②戦でも結果を残している
2つ目は戦でも結果を残しているからです。
ギレンは基本総帥として政治に携わっていますが、軍事にも携わっています。
一年戦争やア・バオア・クー攻防戦での作戦立案に一枚かんでいて、攻防戦においては自ら指揮を執っているのです。
実際、どの戦でも作戦によってある程度の結果を残しています。
政治家みたいな人が口を出したら負ける可能性の方が高いのですが、そうではなかったので有能ではないかとされているのです。
まとめ

今回は『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビは無能だったのか、政治家なら活躍できた点や本当は有能だった説を紹介していきました。
ギレンは有能なところがあり、決して無能なだけ人物と言うではありませんでした。
むしろ有能であった存在とも言えます。
なので番組構成通りだったら、有能な存在と言われたかもしれませんね。
以上で『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビは無能だったのか、政治家なら活躍できた点や本当は有能だった説の紹介は終了です。
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