劇場版として上映された作品である『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』。
テレビシリーズから戦い、時には共闘してきたアムロとシャアの最後の戦いが描かれた話となっています。
その作品にはある意味強い存在感を放っているクエス・パラヤという人物が登場するのです。
最終的に戦の中で命を落とすことになるのですが、どこか可哀想なキャラのように感じられます。
それに家庭内が安定していれば、まともなキャラになれたんじゃないかともされているのです。
なので今回はクェスは可哀想なキャラなのか、境遇が良ければ優秀なキャラになれたんじゃないのかについて解説や考察をしていきますね。
ガンダム逆シャアクェス・パラヤは可哀想なキャラ?

まずはクェスが可哀想なキャラなのかを調べてみました。
調査した結果、以下の理由のせいで可哀想とされているのではないでしょうか。
①家族関係や人間関係のせいで可哀想
まずは家族関係や人間関係です。
クェスには父親がいましたが、父親であるアデナウアー・パラヤとはお世辞にも仲がいいとは言えませんでした。
その理由はアデナウアーがクェスに関心を持っておらず、仕事以外には興味がない人物だからです。
それに奥さんは宇宙に上っているのですが、クェスが彼女をどう思っているのかは不明。
しかしクェスを連れてこなかったことを踏まえると、アデナウアーに比べたらマシとはいえ、仲は良くないのでしょう。
それに今は音信不通になっているので、すでに絶縁状態になっているのだと思いますね。
それだけならまだしも、アデナウアーには愛人と言えるキャサリンがいました。
彼女がいたから母親をがいなくなったんじゃないかと思ったクェスは余計にこじらせて言ったのでしょう。
家族関係じゃなく、人間関係もあまりよくはありませんでした。
アデナウアーの事もあって、父親の母性を求めていたのもあり、それをアムロやシャアに向けようとしました。
しかしながらそうした行動のせいで彼らとの関係が深かったチェーン、ナナイとの関係が悪くなってしまったのです。
作中ではクェスの我儘な行動や言動が悪い形になっていますが、家族関係が悪かったせいで人間関係も築けなった面もあります。
それ故に可哀想とされているのです。
②大人の導きがなかったので可哀想
2つ目は大人の導きがなかった事です。
作中でのクェスの年齢は13歳となっていて、思春期と言える年齢と言えるでしょう。
しかも上記のように家族関係が良くなかったので、まともな育てられ方をされていません。
それゆえに感情の起伏が激しく、周りの環境を理解できずに自分勝手に振舞い、言いたいことをはっきり言う性格になってしまっていたのです。
こういう人物にこそ、他の大人がちゃんとした道へと導かないといけません。
そういう役目は彼女が好意を寄せていたアムロとシャアがしないといけなかったのですが、彼らはしませんでした。
アムロから見ればクェスはブライトの息子のハサウェイの友人という立ち位置であり、ハサウェイならまだしも彼女を面倒を見る義理はないと言えます。
実質的には赤の他人という感じだったので、対応としては良くないけど対応する理由がないのもまた事実なので微妙な感じと言えるでしょう。
シャアの場合は過激にアプローチをしてくるクェスに扱いに困り、戦争の道具として利用しようとしていたのです。
しかもシャアはカミーユの育成に失敗したのもあって、面倒を見る自信がなかったのでしょう。
それにクェスはララァに代わるとも発言したので、それがシャアの地雷を踏んでしまい、知らぬうちに嫌われてしまいました。
なので自業自得とはいえ慕っていた彼らにある意味裏切られたのもあり、可哀想に感じられます。
③気にかけてくれたのはハサウェイだけなのが可哀想
3つ目は気にかけてくれたのがハサウェイだけな事でした。
ハサウェイはブライトの息子であり、クェスと同じ年であると共にニュータイプとしての素質を持っていました。
作中で偶然クェスと出会い、彼女に恋をしてシャアの元に行く彼女を助けるために無茶な行動もしたのです。
しかしながらクェスは父親を求めていたので、自分と同年代に関心がなくハサウェイに興味を示しませんでした。
ただ作中から察するに、本当にクェスの事を心配していたのは彼だけだったのです。
おまけにクェスを始末したチェーンに対し、激怒して始末した事もあり、本当に想っていたのはハサウェイだけでした。
本当の理解者が自分が間接的に見捨てたと言えるハサウェイしかいなかったのが、可哀想としか言いようがなかったのです。
④状況のせいで可哀想
4つ目は状況によるもの。
クェスはアムロ側、シャア側の両方に関わった数少ない人物です。
そして両者に共通しているのは目的のために大忙しだったという事。
シャア達はアクシズを落とすために動いていて、アムロ達はそれを阻止するために活動していました。
なので上記でも述べたようにハサウェイ以外、彼女に構ってくれる人は皆無と言っていいほどいなかったのです。
それゆえに可哀想となっています。
境遇が良ければ優秀な人物になれた可能性もあった?
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上記のように様々な要因で可哀想とされてきたクェス。
しかしこんな彼女を可哀想にしたのは上記の中では、やはり家族関係によるものでしょう。
それ故に家族関係が良かったら、下記のような優秀な人物になっていたと思います。
①感受性を生かせた
クェスは感受性が豊かとされています。
他の人の気持ちを読み取れたり、相手がどう思っているのか自分に対してどう対応するのかを予見できるのです。
作中ではこの力が強かったせいで、奇怪な行動に移ってしまいました。
しかし境遇が良かった場合、この能力をうまく使って周囲とうまく付き合えたり、言いたいことを言うという欠点もなかったんじゃないでしょうか。
②結婚も出来た
上記でも言いましたが、ハサウェイはクェスに好意を抱いていたのです。
ハサウェイはブライトの息子であり、才能も有ったので結婚相手には相応しいと思います。
作中では父親の愛を求めていた彼女に見向きもされませんでしたが、境遇が良かったら普通の感覚があったので付き合って結婚も出来たんじゃないでしょうか。
③優秀なパイロットになれた
クェスはニュータイプの資質があり、操縦技術に優れていて、サイコフレームを使わずにファンネルを操る事も可能でした。
13歳である事を踏まえると、十分に素晴らしい才能と言えます。
それ故に境遇が良ければ、きちんとした育成の末に作中よりも素晴らしいパイロットになれた可能性があるのです。
まとめ
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今回はクェスは可哀想なキャラなのか、境遇が良ければ優秀なキャラになれたんじゃないのかについて解説や考察をしていきました。
ここまで彼女の情報をまとめてみましたが、やはり家族関係が良くなかったから性格とかも良くなくなったのではないでしょうか。
逆によければ、輝かしい未来が待っていたはず。
それを踏まえて可哀想に感じてしまいますね。
以上でクェスは可哀想なキャラなのか、境遇が良ければ優秀なキャラになれたんじゃないのかについての解説や考察は終了です。
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