
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)フェーズ4・5の最大のキーワードは「マルチバース」。
複数の現実世界が交錯し、無限の可能性が広がる新時代が幕を開けました。
「マルチバースって何?」「どんな物語が展開されているの?」と疑問に思う方も多いはず。
この記事では、マルチバース展開の始まりとともに、フェーズ4の映画を中心にその特徴や見どころを分かりやすく紹介します。
マルチバースとは?

MCUのマルチバースは、無数の並行世界や異なる現実が同時に存在するという壮大な設定です。
“聖なるタイムライン”を守るTVA(タイム・バリアンス・オーソリティ)や、「分岐世界」「インカージョン(世界同士の衝突)」などの概念が導入され、物語のスケールが一気に拡大しました。
フェーズ4映画一覧と見どころ

「どんな映画がマルチバース時代のMCUを彩っているの?」と気になる方も多いでしょう。ここでは、フェーズ4で公開された主な映画とその見どころを紹介します。
ブラック・ウィドウ(2021年)
【概要・見どころ】
ナターシャ・ロマノフの過去と“家族”にスポットを当てた物語。
『シビル・ウォー』後の空白期間が描かれ、ナターシャの人間味や妹エレーナの初登場が話題に。
アクションと家族愛が融合したスパイ・サスペンス。
シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年)
【概要・見どころ】
アジア系ヒーロー、シャン・チーの誕生と成長を描くアクション大作。
伝説の武術と父子の確執、神秘的な世界観が魅力。
MCUの新たな多様性と、ファンタジー要素が光る一作。
エターナルズ(2021年)
【概要・見どころ】
7000年にわたり人類を見守ってきた超人集団“エターナルズ”の壮大な叙事詩。
多彩なキャラクターと壮大な歴史、宇宙的スケールのドラマが特徴。人類への愛と葛藤、MCUの新たな神話が描かれる。
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年)
【概要・見どころ】
ピーター・パーカーに頼まれドクター・ストレンジが魔術でマルチバースを開いてしまい、
歴代スパイダーマンやヴィランが集結。
3人のスパイダーマン共演は世界中で話題沸騰。
マルチバースの本格導入作で、感動とサプライズが満載。
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年)
【概要・見どころ】
アメリカ・チャベスの能力で20以上の世界を巡る、マルチバース本格冒険。
ワンダ(スカーレット・ウィッチ)の暴走、異なるストレンジたちとの対決など、ダークでスリリングな映像体験が魅力。
サム・ライミ監督らしいホラー要素も話題。
ソー:ラブ&サンダー(2022年)
【概要・見どころ】
ジェーン・フォスターが新たな“マイティ・ソー”として覚醒し、ソーと共闘。
ラブコメディ要素と壮大な神話バトルが融合し、シリーズらしいユーモアと感動が詰まった一作。
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年)
【概要・見どころ】
ティ・チャラの死を受けてワカンダが新たな王とヒーローを迎える物語。
シュリがブラックパンサーを継承し、海底王国タロカンとの対立も描かれる。
多様性と継承、家族の絆がテーマ。
フェーズ4映画のマルチバース的ポイント

【スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム】
歴代スパイダーマンやヴィランが一堂に会し、マルチバースの壁が崩壊。
【ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス】
アメリカ・チャベスの存在で異なる世界を巡る冒険が展開。
【ワンダヴィジョン/ロキ/What If…?(ドラマシリーズ)】
映画と連動し、分岐世界や“もしも”の物語がマルチバースの広がりを強調。
おすすめシーン

マルチバースを舞台にしているからこそ、ファンの夢が叶うようなシーンや、「こんな展開が本当に実現するなんて!」と驚かされる場面が満載です。
ここからは、マルチバースならではのおすすめシーンをいくつかご紹介します。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で3人のスパイダーマンが共闘する感動シーン
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の最大の見どころは、トム・ホランド、トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールド――歴代3人のスパイダーマンがマルチバースの力で集結し、共闘するシーンです。
ドクター・ストレンジの呪文により、過去シリーズのヴィランたちが現代に現れ、ネッドが開いたポータルから別世界のピーターたちが登場。
自由の女神像の工事現場で3人が力を合わせて戦うクライマックスは、ファン待望の奇跡の瞬間となりました。
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で20以上の世界を一気に駆け抜ける“アメリカ・ポータルライド”
アメリカ・チャベスの能力によって、ドクター・ストレンジとともに一気に20以上の異なるユニバースを駆け抜ける圧巻の“ポータルライド”が描かれます。
このシーンは、ワンダ(スカーレット・ウィッチ)から逃れるため、アメリカ・チャベスが無意識に能力を発動し、星形のポータルを開いてストレンジとともに次々と異世界を通過するというもの。
花が咲き乱れるニューヨーク、アニメーション世界、未来都市、絵画のような世界、蜂蜜でできた世界など、映像的にもバリエーション豊かなマルチバースの断片が一瞬ずつ映し出され、観客を圧倒します。
『ロキ』最終話で「He Who Remains」が“分岐世界”を解放し、マルチバースが無限に広がる瞬間
ディズニープラスのドラマ『ロキ』シーズン1最終話では、「He Who Remains(在り続ける者)」が登場。
彼は、神聖時間軸を維持することでマルチバースの混乱を防いできた存在ですが、ロキとシルヴィの選択によってその命を絶たれます。
この瞬間、彼が保っていた時間軸から大量の分岐が発生し、神聖時間軸が崩壊。
無数の新たな世界=マルチバースが一気に誕生し、MCUの世界観が“単一の世界”から“無限の多元宇宙”へと劇的に拡張されました。
SNS上の反応
「スパイダーマンの共演は夢が叶った!」(20代・男性)
「マルチバース展開で何が起きてもおかしくないのが面白い」(30代・女性)
「過去作キャラの再登場に毎回驚かされる」(40代・男性)
「インカージョンの設定が今後どうなるか気になる」(20代・女性)
まとめ
今回は「マルチバース展開への序章」として、フェーズ4の映画やその見どころ、マルチバースの広がりを解説しました。
マルチバースの導入で、MCUは無限の可能性とサプライズに満ちた新時代へ突入。今後もどんなクロスオーバーや新展開が待っているのか、ぜひ注目していきましょう!
関連情報
ディズニープラス公式サイト:https://www.disneyplus.com/
マーベル公式サイト(日本):https://marvel.disney.co.jp/
MCUマルチバース解説:https://en.wikipedia.org/wiki/Multiverse_(Marvel_Cinematic_Universe)
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