【最終回】アニメ「メダリスト」13話放送!内容まとめ【ネタバレ有】

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今回は、アニメ「メダリスト」第13話のあらすじと個人的な感想について紹介していきます。

メダリスト13話のあらすじ

6級バッジテストの会場は、いのりが初めてバッジテストを受けて、光と出会った思い出の場所だった。
そこへ突然現れた光は、全日本での再会をいのりと約束する。そして、6級の基準となる3つのテストが始まった――。

アニメ「メダリスト」13話放送後のSNSの反応

メダリストを見た個人的な感想について

ここからは、アニメ「メダリスト」13話を見た、個人的な感想について紹介していきます。

演出で語る成長の物語

いのりの6級バッジテストにおける滑走シーンは、セリフや音楽を極限まで排除した静寂が印象的でした。

リンクに響くのはスケート靴が氷を削る音と、ジャンプの瞬間だけです。

この演出は、観る側の感覚を研ぎ澄ませ、彼女の内面に集中させます。

このシーンは動ではなく静で描かれる成長の象徴であり、アニメーションだからこそ可能な表現でした。

彼女が苦しんだ過去のスランプや不安、それら全てがこの一回のジャンプに込められていたことが、視聴者には確かに伝わったと感じています。

また、衣装や演技構成にも細やかな演出が施されていました。

いのりの衣装は、光を反射してリンクに広がる朝の光を彷彿とさせるデザインで、タイトルである「朝が来る」と巧みにリンクします。

さらに、彼女が選んだフリープログラムは、過去の自分を振り返り、そこに感謝しながら未来へ進む構成です。

これは、原作でも描かれた彼女の内面的な成長をアニメならではの映像詩として昇華したものです。

そしてこの滑りの集大成は、ただの試験合格ではなく、いのりが競技者としての本当の意味でスタートラインに立ったことを示すジャンプだったと感じました。

無音の中で生まれる緊張と解放の対比が、視聴者に深く刺さる構成となっています。

理凰の成長と、共に合格する未来への一歩

最終回では、もう一人の重要キャラクターである理凰の成長も描かれました。

彼はこれまでの5回の不合格を乗り越え、今回ようやく6級に合格。これは、単にテストに通ったという結果だけではなく、精神的な成長の証でもあると感じました。

理凰はかつて、才能を誇る一方プライドが高く、他人との関わりをうまく出来ないキャラとして描かれていました。

しかし司との出会い、そしていのりという新たな仲間の存在を通して、自分の弱さや他者の存在を受け入れるようになっていきます。

今回の演技では、ジャンプやスピンの精度だけでなく、感情を込めた表現力が加わったことが、視聴者にも明確に伝わる構成となっていました。

また、作画の方も理凰の滑りに対し、CGを使わず、手描きで演出されたことから、制作陣のこだわりを感じられるシーンとなっています。

最後、理凰の笑顔でリンクを去る姿は、これまでの理鳳を知る視聴者にとっては強烈な変化の証でした。

彼が今後いのりと対等な仲間として歩んでいく未来への期待を抱かせるものとなりました。

2人の合格は物語の一区切りであり、これから続く戦いの予告でもあります。

師弟の集大成

メダリスト13話では、いのりだけでなくコーチ・明浦路司の内面にも大きな焦点が当たります。

試験を見守る彼の視線と言葉に、師弟関係の本質が描かれていました。

「俺、やっと教えられたかも」司の再生の瞬間!!

司がいのりの演技を見届けながら呟いた「俺、やっと教えられたかもな」という言葉は、彼自身の過去との和解を象徴する名シーンです。

過去に夢を諦めた男が、いま指導者として新たな道を見出した瞬間として、多くの視聴者の心を打ちました。

コーチ視点で物語が描かれる演出も印象的で、いのりだけでなく司自身の成長も物語の柱であることを新たに再認識させてくれる回となっています。

いのりとの絆が、コーチとしての道を照らした

司が変われたのは、いのりが真っ直ぐに努力し続けたからです。

二人の関係は単なる「教える側と教わる側」だけではなく、お互いの夢を支え合う関係に進化していました。

積み重ねてきたものを信じて!」という司の言葉には、自身が信じられなかった過去の自分へのメッセージも込められていると思います。

試験前、いのりが「先生が結んでくれたんです」と語る場面には、師弟の絆と信頼の深さが象徴的に描かれていて、涙なしでは見れない回となっています。

ライバルとの再会と約束

第13話では、いのりとライバル・光の再会シーンも注目を集めました。少ない言葉のやり取りながら、次なる物語の始まりを予感させる重要な場面です。

「全日本で会おう」宣戦布告は友情の証

試験会場での光の登場は、いのりの心を大きく揺さぶります。

「全日本で会おう」との言葉は、再び競い合うという決意と友情の証でもあるように思われます。

バトンを渡すような静かなやり取りが、アニメならではの抑制された演出で描かれました。

いのりの「滑る意味」が、光との再会によって再び強くなり、かつての夢が現在の目標へと昇華された瞬間でもありました。

個人的に、13話で良かったところをトップ3!!

ここからは、アニメ「メダリスト」が13話で第一期が終了となるので、第13話で、良かったところをランキングにして、紹介していきます。

第1位、静寂の中でのラストジャンプ!!

最も支持を集めたのは、いのりが最後のジャンプを跳ぶ瞬間です。

音楽が消え、氷を削るエッジ音だけが響く演出は、息を呑む静寂の中で彼女の覚悟を際立たせるものとなっています。

観客もキャラも息を止めたその“無音”の時間は、感情が爆発する一瞬として多くの視聴者の記憶に刻まれました。

この静寂からの着氷音が、すべての感情を一気に開放する構成は、アニメ表現の真骨頂といえます。

第2位、司先生の涙の呟き

続いて、注目されたのが、いのりの演技を見届けた司の「俺、やっと教えられたのかもな」という呟きです。

長い葛藤と向き合ってきた司が、ようやく自信を肯定できた瞬間は、多くの視聴者に深い感動を与えました。

言葉の少なさが逆に感情を引き立てる、演出に「何度も見直したい」と思える回となっています。

第3位、光との再会シーン

静かな、感動として印象に残ったのが、光との再会の場面です。

「全日本で会おう」というセリフは、いのりの中に再び灯った競技者としての情熱を象徴するものとなりました。

未来へ続く約束を描いたこのシーンは、視聴者に物語がまだまだ続くことをひそかに伝えています。

アニメ「メダリスト」第2期制作決定

第2期の制作決定により、ファンの期待は一気に高まっています。

いのりと光の再会のその先や、理凰の新たな挑戦、司先生のさらなる成長など、見どころは尽きません。

“次は世界へ跳ぶ”いのりの決意が、どのような舞台で花開くのか…続編ではさらなる感動が待っているのか期待が高まります

まとめ

今回は、アニメ「メダリスト」13話(最終回)について紹介しました。

第13話では、「成長」 「再生」「約束」といったテーマが織り込まれており、ただの感動会では終わらない深い人間ドラマが描かれていました。

静寂の演出やキャラ同士の視線セリフの間などで、アニメとしての表現の巧みさが際立つ構成でした!!

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