今回は、アニメ「謎解きはディナーの後で」第9話についての見どころや個人的な感想について紹介していきます。
アニメ「謎解きはディナーの後で」第9話のあらすじ
多摩川⼟⼿で⽩スーツの男性遺体が発⾒される。被害者は週刊誌のカメラマン・⽯⿊亮太。不可解なことに、死因は「溺死」とされるが遺体は全く濡れていない。捜査を進める麗⼦たちは、⽯⿊が「おしどり夫婦」として知られる神原志穂と、その夫の聡に⼝⽌め料を要求していたことを突き⽌める。しかし、神原夫妻は事件当⽇のアリバイを主張する。
⽯⿊の住まいから多摩川の藻草が⾒つかったことから、事件は新たな局⾯を迎える。“溺死にはバケツ⼀杯の⽔があれば⼗分”という⾵祭警部の⾔葉が真実味を帯びてくる中、現場に残されたシルバースプーンのネックレスには「Shiho to Leo」という刻印が…。
刻印のShihoと神原志穂は同⼀⼈物なのか。夫の名とも異なる「to Leo」が⽰す意味とは何か。そんな中、神原志穂の新たな事実が明るみとなり、事件は思わぬ⽅向へ転がっていく。
アニメ「謎解きはディナーの後で」第9話放送後のSNSの反応
アニメ「謎解きはディナーの後で」第9話を観た個人的な感想
ここからは、アニメ「謎解きはディナーの後で」第9話「この川で溺れないでください File 2」が放送され、視聴者を唸らせるトリックと推理が展開されました。
今回の事件は「濡れていない遺体の溺死」というミステリアスなテーマで、宝生麗子と毒舌執事・影山の名コンビが事件の真相に迫っていきます。
神原志穂という女優夫婦をめぐるスキャンダルと、現場に残された「Shiho to Leo」の刻印入りネックレスが鍵を握る中、真相はどのように暴かれてくのでしょうか!
「濡れていない溺死」事件の真相とは?
第9話の事件は、「溺死」とされていながら遺体が濡れていないという、一見すると矛盾した状況から始まります。
被害者の、石黒亮太は、白いスーツ姿で多摩川の土手で横たわっていたものの、体は水に濡れた形跡がなく、死因との食い違いが捜査陣を混乱させます。
遺体の発見場所に水場がないことも、不自然者にかけていました。

発見された遺体と不可解な死因
風祭警部の発言「バケツ一杯の水でも人は溺れる」にもあるように、水の量よりも、呼吸器内に水が入った事実が重要とされています。
遺体解剖の結果、肺には水が認められ死因が溺死であること自体が確定。
しかし、服や髪が乾いた状態で発見されたため、溺死体であるにもかかわらず濡れていないという状況が謎を深めました。
石黒亮太が狙っていた「スクープの内容」とは??
石黒は週刊誌の記者で、芸能人のスキャンダルを追っていました。
直近でマークしていたのが、人気女優・神原志穂とその夫・聡の「夫婦の裏事情」で、二人の仮面夫婦疑惑を証明する写真を撮影していたとされています。
その情報をもとに、石黒は神原夫妻に口止め料を要求していたことが発覚します。
現場に残されていたネックレスの意味
事件現場の近くに落ちていたネックレスには、「Shiho to Leo」の刻印がありました。
一見すると夫・聡へのプレゼントかと思われましたが、神原志穂の夫の名前は「聡」であり「Leo」ではないという点で疑念が浮上します。
このネックレスの持ち主が「shiho」=志穂本人であると仮定すると、「Leo」は誰なのか?という問いが次の展開につながっていきます。
真実の鍵は「2つのカモフラージュ」
第9話でもっとも印象的だったのは、影山が指摘した「2つのカモフラージュ」というキーワードです。
これによって事件の核心が浮き彫りになり、視聴者も一緒に推理の流れを追うことができました。
その「カモフラージュ」とは何か?どのようにして犯人は「溺死」を偽装したのでしょうか?
影山の推理が導く驚愕のトリック
影山は、現場に残された形跡や証言から、事件が「室内での犯行だった可能性」を指摘します
石黒は自宅でバケツ一杯分の水に顔を沈められて窒息させられ、その後に着せ替えられて土手に廃棄されたというのが推理の全貌。
つまり第一のカモフラージュは「屋外での犯行に見せかけた」ことだったのです。
溺死にはバケツ水一杯の水で足りるとは
風祭警部の発言は、視聴者にとっては冗談のようにも聞こえましたが、医学的には成立するリアリティあるヒントでした。
呼吸器に水を送り込むにはバケツの水で十分であり、洗面所や風呂場での犯行も可能という裏付けとなります。
さらに、石黒が濡れていなかった理由も、殺害後に乾いた服に着替えさせられたためという合理的な説明が成り立ちます。
ここで浮かび上がるのが第二のカモフラージュ、「死後の演出」です。
外見から溺死と分からないように整えられた遺体は、犯人の計算された工作の一部でした。
神原志穂の正体と事件の核心
「Shiho to Leo」と刻まれたネックレスが意味するものが明らかになるにつれ、神原志穂の裏の顔が浮かび上がってきます。
事件はスキャンダルだけでなく、夫婦関係に潜む秘密や過去の因縁をも暴き出す展開へと発展します。
麗子と影山が辿り着いた真相は、予想以上にドラマティックで切ないものでした。

「Shiho to Leo」の本当の意味とは??
ネックレスの「Leo」は、志穂の隠し子の名だったことが判明します。
実は神原志穂は、留学という名目でアメリカに渡りその時に出産した隠し子がLeoであることが明らかになります。
志穂はその名を知られたくないため、石黒に金を渡して黙らせようとしていたのですが金が底についてしまい殺すという決断に至ったのです。
夫婦関係の裏にあった秘密
神原夫妻は表向きにはおしどり夫婦として知られていましたが、実際には利害関係でつながったビジネス婚だったことが判明します。
夫・聡は志穂の過去を知らず、スクープが表に出ることを恐れたのは志穂本人だけだったのです。
つまり、志穂は事件に直接手を下してはいなかったものの、彼女の隠したい過去が結果的に事件の引き金となったのです。
麗子と影山の推理が導く結末
すべてのピースが揃ったとき、麗子と影山の推理が事件の全貌を明らかにします。
物証・証言・動機、そして心理の綾が絡み合う中で、「2つのカモフラージュ」が事件の真実を隠していたことが決定打になります。
視聴者もスッキリする推理ショーのラストには、「謎ディ」らしい鮮やかさが光りました。

決め手となった推理の一手
影山はネックレスに残された微妙な血痕と、石黒の自宅から発見されたもぐさの痕跡を見逃しませんでした。
死体が現場でなく自宅で殺害されたという決定的な証拠とし、捜査は一気に進展します
また、志穂が捜査中に見せたある仕草が彼女の嘘を確信させるヒントとなりました。

まとめ
今回は、アニメ「謎解きはディナーの後で」第9話についての見どころや個人的な感想について紹介させて頂きました。
第9話は「完全な密室などございません File 2」と「この川で溺れないでください File 1」の2本立てで構成され、推理劇と人物描写がバランスよく展開されました。
File 2では、影山の推理と麗子の勇気、そして風祭警部の意外な活躍が重なり、事件の真相が明らかになります。
File 1では、遺体発見をめぐる誤解やスクープを追っていた記者の背景に加え、麗子の心の動きが静かに描かれた点も印象に残ります。
次回最終話もお楽しみに!!
コメント