アニメ新シリーズが放送する事が決定した「キングダム」。
まだまだ勢いが衰えない様子なので、ファンにとっては嬉しい限りでしょう。
そんな「キングダム」ですが、登場人物に呂不韋と言う人物がいます。
長らく権力を握り、政と対立していましたが、最終的に敗北を認めたのです。
今回はそんな「キングダム」の呂不韋の史実と原作の違い、政が呂不韋の子供なのかを解説していきますね。
史実と原作の違い

まずは史実と原作の違いを紹介していきます。
果たして、どのような違いがあるのでしょうか!?
史実の呂不韋
キングダム4、14話 ありゃー!クセ者で嫌いだった呂不韋なんかセクシーでカッコいいじゃない!アタイ女だったら呂不韋にいいように踊らされるわ pic.twitter.com/3kOUgyu7Ip— 綾杉ゴリザエモン (@antenanasi) February 28, 2024
まずは史実について解説していきますね。
呂不韋は元々商人として活動していて、その時に政の父親である異人と会いました。
一目見て異人は価値のある人物だと判断し、たとえ立場的に王になるのは難しくても、王にさせようと決意して全力で補佐。
そのために華陽夫人の元に行き、安国君の世子にするように説得して、説き伏せる事に成功しました。
さらに愛し合っていた趙姫を異人に差し出し、やがて異人が王になると相国に就任して権力を握ったのです。
異人否荘襄王が命を落とすと、その息子の政を補佐し、仲父として権力を振るいました。
ただ政治を行うだけじゃなく、秦の危機を何度も救ったのです。
それに「呂氏春秋」と言う書物も手掛けたので、絶頂期にあったと言えるのではないでしょうか。
しかしながらその裏で趙姫とまた関係を持ち、そして相手を嫪毐(ろうあい)にするように仕向けたのです。
やがて嫪毐が反乱を起こして失敗した後、彼を差し向けた呂不韋も責任を問われる事になりました。
ただこれまで多大なる功績があったので、処刑はされず役職をはく奪などで済んだのです。
そして呂不韋は謹慎状態になるも、それでも周囲の人気はありました。
なので謀反を起こすのではないかとされており、政によって蜀へと流刑になったのです。
これではもう復帰は出来ないと判断した呂不韋は自ら命を絶ちました。
原作の呂不韋
次は原作の方を紹介していきますね。
大体は史実通りとなっています。
違う点は直属と言える部下がいる事と生存している事です。
呂不韋には呂不韋四柱という彼を支えるべき存在がいます。
李斯(りし)、昌平君、蒙武、蔡沢がこれに当たり、呂不韋が権力を握れ続けたのも、彼らがいたからと言えるのです。
そして同じ理由で死亡したように見せかけ、影武者を立てていました。
なので呂不韋は自由の身となって、政の行く末を見届けるために諸国をさすらう事にしたのです。
恐らく現在も陰ながら見守っている事でしょう。
政が呂不韋の子供なのか徹底解説

呂不韋は政の父親ではないかという噂が度々あります。
これが本当のか、気になる人はいる筈。
なので事実なのかどうかを、解説していきますね。
事実は曖昧
キングダム39巻読んだ。何年も続いてきた呂不韋との争いがやっと決着に向かう、だけでなく、天下とは何か、人の本質とは何か彼らが語り合う、これまでで一番大事な巻じゃないかっていう程。纏めて読むとホントに濃厚で。もう7巻思い出してウルッと pic.twitter.com/ZEmTfrsYZp— ようかん派のメトロ (@YOdorogeder) July 26, 2015
結論から申し上げますと、事実は曖昧と言ったところです。
「キングダム」の原作では、子を宿した時期等からも子供ではないと呂不韋は断言していました。
『史記』呂不韋列伝には政は呂不韋の子供だと言う噂があったとされていたのです。
本にも書かれている事から、事実の可能性は否めないでしょう。
その反面、秦始皇本紀にはその事は書かれておらず、始皇帝を誹謗中傷するための噂だとされています。
なので事実なのかそうではないかが分からず、曖昧と言う形となっているのです。
何故政が呂不韋の子供なのかという噂が立ったのか?

上記でも述べましたように、政が呂不韋の子供なのかというのは定かではありません。
しかしそれなのにどうしてそんな噂が出てるのか、興味があると思います。
なのでその事について、徹底的に解説していきますね。
①趙姫と呂不韋は愛し合っていた
本日いよいよキングダム39巻発売です!!カバーイラストは政と呂不韋コラボです!開けばそこにはアツイ展開が!!! #キングダム pic.twitter.com/ul0AL1rfXP— 週刊ヤングジャンプ編集部 (@young_jump) July 17, 2015
その根拠の1つ目は趙姫と呂不韋は愛し合っていた事です。
原作での趙姫は非常に美しく、傾国の姫とも言われているほど。
しかも年を重ねても美しさが変わっていなかったのです。
恐らく史実でも呂不韋は政が跡を継いだ後も趙姫と関係を持っていたのを踏まえても、美しいままだったのでしょう。
なので異人にあてがう前なら、毎日性的行為をしていたのだと思いますね。
この事からも、呂不韋も趙姫もお互いに愛していたと言うのも間違いではないと思います。
もしそうだったとしたら、異人にあてがう前に子供を宿していてもおかしくありません。
そのため、このような噂があったのでしょう。
②趙姫が政の父親と結婚してすぐに身籠った
2つ目は趙姫が政の父親である異人と結婚して、すぐに子供を宿したからです。
結婚した後、すぐさま性的行為をした可能性はあります。
その時にすぐさま妊娠する可能性は否めませんが、すぐというのはないでしょう。
ただ結婚した時に妊娠していたのならば、話は別となります。
結婚した時に妊娠していたとしたら、お腹は大きいと思いますが気づけない人は気づかないでしょう。
ただ太っただけかもしれませんしね。
もし結婚した時に妊娠していたなら、上記で述べたように呂不韋との行為によるものでしょう。
なので噂が出るのも、不思議ではないと思います。
③カリスマ性が似ている
3つ目はカリスマ性が似ている事です。
政は初登場の時には命を狙われていて、普通だったら見捨てられてもおかしくありません。
しかし壁や昌文君は見捨てずに最後までついていきました。
そしてかつて敵だった肆氏(しし)を起用し、合従軍編でも民を鼓舞して自らも戦闘に参加。
実際民は政の言葉に耳を傾け、最後まで戦い抜きました。
そして呂不韋も李斯、昌平君、蒙武、蔡沢を従えていたのです。
李斯と蔡沢は政治家なので従えるのは当然と言えます。
しかしながら蒙武は武将であり、昌平君は政治家であり軍略家でもあり、武将でもある存在。
本来そんな彼らは文官と言える呂不韋に従うとは思えません。
それでも従っていた事を踏まえると、呂不韋のカリスマ性に惹かれていたのかもしれませんね。
これらの事から両者にはカリスマ性があり、遺伝と言っても過言じゃないでしょう。
まとめ

今回は「キングダム」の呂不韋の史実と原作の違い、政が呂不韋の子供なのかを解説していきました。
呂不韋は史実、原作共々一緒ですが、違うところも少しありましたね。
恐らく最終回の時に年老いた状態で登場し、天下統一を果たした政にご苦労と声をかけて命を落とすかもしれません。
子供かどうかは分かりませんが、ここまでくると可能性としてありだと思いますね。
以上で「キングダム」の呂不韋の史実と原作の違い、政が呂不韋の子供なのかの解説は終了です。
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