『NARUTO -ナルト-』は、数多くの名シーンが読者の心を揺さぶる作品です。今回は、主要キャラクターである「うずまきナルト」「うちはサスケ」「春野サクラ」「はたけカカシ」等の感動的な名場面を、それぞれ2つずつ厳選してご紹介します。名シーンの背景や状況説明を中心に、物語の魅力を深掘りしていきましょう。
うずまきナルトの名シーン
1. 「まっすぐ自分の言葉は曲げねぇ。それが俺の忍道だ。」
「忍道」とは自分自身が忍者として生きていく際の指針、更にかみ砕いていえば信念のようなものです。NARUTO世界のキャラクターは善人であれ悪人であれ行動の指針がしっかりとしていることが多く。
それはこの忍道という考え方があるからではないでしょうか
初期はナルトの意地や執念を感じるセリフですが、様々な任務をこなし経験を積むことで彼はその忍道にふさわしい忍者に成長。自信の出自を知ったり、友を失ったり戦いを通して立派な忍者になりました。それによってこの言葉の重みが変わってい来ますよね。ナルトの強い意志を感じる名言です。
2.「ぜってー勝つ!!」
中忍試験予選、ナルトを慕っている日向ヒナタは同じ家系の分家、日向ネジと戦うことになります。
宗家を守るために虐待にも等しい厳しい修行を受けたネジはヒナタへの憎しみから、ただ倒すだけでなくヒナタ自身の尊厳を傷つけ、踏みにじるような戦い方をします。
試験での出来事であり不正は何もなかったとはいえナルトは激昂。ネジに殴りかかるもロック・リーの制止によって止まる。
ヒナタの容体が悪化して吐血し運ばれる彼女の血を握りしめ、ナルトは誓います
うちはサスケの名シーン
1. 「オレはお前とも闘いたい……」
中忍試験前、ロック・リーや我愛羅などの様々な忍がサスケへ注目しますうちは一族の唯一の生き残りであるサスケはそれだけで一定以上の注目を集めていましたが、波の国での事件を経てさらなる実力をつけた彼の注目度はウナギ登り、そんなサスケを見て焦るナルトにサスケがかけた言葉。
ナルトとのライバル関係はここで決定的になった印象です。
2. 「ありがとう…」
サスケが里抜けをする前夜、必死に止めようとするサクラを「お前、うざいよ」と突き放すも一向に引く気配のないサクラを気絶させる直前にサスケがかけた言葉。
サスケの根っこの部分のお人よしが垣間見えるいいセリフです。
春野サクラの名シーン
1. 「サスケくんを連れ戻して!」
サスケが里を抜けたと知り、涙ながらにナルトにお願いするシーン。力不足を感じながらも、仲間のために必死で動くサクラの姿は、成長を感じさせます。
2. 「大丈夫です!確かに私には傀儡みたいに立派な武器は仕込んでありませんが…師匠譲りの負けん気が嫌というほど仕込んでありますから!」
こちらは暁編でサソリと戦闘した際のサクラの名言です。サクラはチヨバアとの共闘で暁のリーダー格とされていたサソリと戦います。苦戦を強いられる2人ですが、修業を経て強くなったサクラの頼もしさが伝わる名言で印象に残っています。
はたけカカシの名シーン
1. 「忍者の世界でルールや掟を守れないやつはクズ呼ばわりされる……けどな!仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ。」」
かつてうちはオビトから受け継がれたこの言葉、自身の過去の経験を経て実感を伴ったこの言葉は、ナルトたちにとっても重要な指針となり、多くの読者の心にも響きました。
2. 「4代目火影を超える忍は、お前しかいないと俺は信じてるからだ」
螺旋丸を進化させる修行の際にカカシがナルトに言った名言。
かつて自分の班の担当上忍として4代目火影を見てきた彼だからこそ言える、「歴代の火影を超えてやる」と意気込むナルトに最も欲しい言葉をかけてあげるカカシの気遣いです。
自来也の名シーン
1. 「あきらめねェ…それこそがワシのとるべき本当の”選択”だった!」
この言葉は、自来也とナルトという師弟関係における最後の重要な出来事を象徴するものといえるでしょう。ナルトが初めて「お色気の術」を披露した頃から、月日は流れ、彼は自来也が誇るにふさわしい弟子へと成長を遂げました。
木の葉隠れの里とナルトを狙うペインの謎を解明するため、自来也は単身でペインの居場所へと乗り込み、死闘を繰り広げます。仙術を駆使して奮闘するものの、ペインの謎めいた能力に苦戦し、最後には命を落としてしまいます。
しかし、自来也はその戦いの中でペインの秘密を解き明かし、彼を止めるための手がかりを残すことに成功します。そして、その手がかりをナルトに託す覚悟を決めるのです。意識が遠のいていく中、自来也は自らがナルトの師匠であることを胸に刻み、弱音を吐くことを許しません。ナルトが諦めない限り、彼もまた諦めるわけにはいかないのです。
ナルトに未来を託す、自来也の師としての誇りが詰まった感動的なシーンといえるでしょう。
奈良シカマルの名シーン
1. 「まいった… ギブアップ」
中忍試験でテマリとの戦闘中、優位に立ちながらも自らギブアップを選択したシカマル。彼の知略と冷静さ、そして「めんどくさがり屋」という独特なキャラクターが際立つ名場面です。
2. 「次はこそは…完璧にこなして見せます…」
サスケ奪還任務での失敗に責任を感じ、涙を流しながら父・シカクに誓うシカマル。普段は冷静な彼が見せた感情的な一面に、彼の人間味と成長を感じさせます。
まとめ
『NARUTO』の名場面は、それぞれのキャラクターが抱える葛藤や成長、絆を象徴しています。今回ご紹介した名シーンは、物語の深みやキャラクターたちの魅力を再確認できるものばかりです。ぜひ改めて物語を振り返り、その感動をもう一度味わってみてください!
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