週刊ヤングジャンプで絶賛連載中となっている「キングダム」。
非常に人気があり、とても高い評価されている作品です。
そんな「キングダム」には、秦、楚、魏、斉、趙、韓、燕と言う7つの国が覇権を争っています。
ただほんの一瞬だけ、毐国(あいこく)と呼ばれる国がありました。
この国が一体どんな国であり、その国の影のリーダー的存在に趙姫がいますが、どんな人なのか気になるはず。
なので今回は「キングダム」に登場した毐国のまとめ、趙姫について解説していきますね。
キングダム毐国まとめ!

まずは「キングダム」の毐国についてまとめてみました。
果たして、どんな情報があるのでしょうか!?
史実と原作の違い

まずは史実と原作の違いについて解説します。
史実の方ですが、毐国と言う国は存在してません。
正確には独立したわけではなく、認められていないけど独立した国。
そのため、誰も許しを得ていないのにも関わらず、勝手に国を興したと言う事です。
嫪毐は長信侯として山陽に封じられ、また河西及び太原も領した事で、これらの領土が毐国に。
やがて趙姫との関係が政にバレた事で、嫪毐は御璽及び太后の印璽を奪い、それらを利用して反乱を起こします。
しかし最終的に鎮圧され、国は滅んだのです。
原作の方は大后こと趙姫の命令で、嫪毐を中心として作られた国。
太原一帯を治めていて、紀元前238年に正式に建国を宣言。
趙高の政治力により、少しずつ勢力を拡大するも虎歴の策略で、反乱を起こしたのです。
最初は上手くいきかけたが、最終的に形勢逆転されて失敗。
嫪毐も死亡し、滅びました。
この事からも一瞬で出来上がって、一瞬で無くなったと言えますね。
主な主要人物

次は下記で紹介する趙姫以外の主要人物を紹介します。
国が形成してそれ程時がないので、人材は余りないです。
メンバーは以下の通り。
嫪毐(ろうあい)

1人目は嫪毐です。
呂不韋から指示されて宦官の一人として入り込み、趙姫の相手をします。
やがて山陽長官となり、毐国のトップに君臨。
ただ家臣達の暴走を抑えきれずに反乱を許します。
その後は趙姫の心境を察したりもして、それなりにリーダーとして振舞うようになったのです。
反乱が終わった後は趙姫の分まで罪を被り、趙姫に感謝して処刑されました。
趙高(ちょうこう)

2人目は趙高です。
元々は宦官であり、毐国では政治家みたいな立場を取っています。
反乱が終わった後は流刑にされるも生きているため、また再登場もあるかもしれません。
虎歴(これき)

3人目は虎歴です。
政治家として活躍するも、実は楚が送り込んでいた間者。
なので秦と同士討ちさせるため、クーデターを起こすように仕向けたのです。
樊於期(はんおき)

4人目は樊於期です。
将軍として反乱軍を統率し、攻撃を起こしていくも劣勢を察して、逃亡。
その後は息子が処刑されるのを目にして、どこかへと去っていったのです。
なので再登場する事も十分にあり得ます。
樊琉期(はんるき)

5人目は樊琉期です。
樊於期の息子であり、強者なら弱者に何をしても許されると言う性格をしていて、多くの人達を虐殺。
そう言う性格なので、味方からも好かれていないのです。
そして反乱時にも数多くの人々を始末し、最終的に信に返り討ちに遭い、反乱後に処刑されました。
ワテギ

6人目はワテギです。
かつて戎籊(じゅうてき)族の王をし、土地を侵略されたので秦に怒りを抱いています。
武力だけじゃなく知略も優れているので、反乱軍の総大将的な役目を担っていました。
昌平君との戦いに敗れ、死亡します。
影のリーダー的存在の趙姫についても!

次は影のリーダー的存在の趙姫について解説。
果たして、史実と原作ではどんな違いがあるのでしょうか。
史実と原作の違い
#キングダム 18巻
太后 pic.twitter.com/J3ASiUReIt— キングダム カバーイラスト集 (@kingdam_cover) January 23, 2019
趙姫は趙の国の出身で、そこで知り合った呂不韋と肉体関係にありました。
そして政の父親の荘襄王と結婚し、政を産んだのです。
それから秦に向かい、荘襄王が王になったので太后になり、政が王になってからは王太后に。
ただ夫を早く失ったのが原因か、欲求不満である事が多かったのです。
そのため、かつて関係があった呂不韋や嫪毐と関係を持ち、特に嫪毐との間には2人の息子を得ました。
やがて嫪毐が反乱を起こしてしくじった事で、嫪毐および嫪毐との間の2人の息子は始末されたのです。
勿論彼女にも責任を問われる事になって雍城に閉じ込められ、暫くして許されました。
紀元前228年に命を落としたのです。
原作の方は、史実とほぼ変わりません。
違うのは、政への愛情が何一つない事です。
荘襄王の妃になって呂不韋に捨てられ、趙国の民衆から暴言を吐きかけられ、痛めつけられました。
その影響で何もかもが憎くなり、政に対する愛情も無くなり、美貌も醜悪な形になったのです。
他には政治にも介入し、毐国建国に貢献。
建国も彼女なしでは、どうにもできなかった事でしょう。
更に子供も表向きは始末されるも、無事だった事です。
基本は始末される事が多いですが、情けをかけられたのだと思います。
どうして政への愛情がないのか?

上記でも述べましたが、趙姫は政に対して愛情を持ちませんでした。
政も同じ目に遭っているため、同じ痛みを分かち合える存在と言えるでしょう。
それなのに嫌っているのは、どう考えてもおかしいと言えます。
恐らくですが、政に裏切られた気分があるのでしょう。
趙姫が趙の人々から受けた仕打ちで歪んでしまい、政も同じようにかなり荒みます。
ただ政は偶然知り合った紫夏との交流で、人間らしい心を取り戻す事が出来たのです。
なので自分と同じように憎悪に墜ちなかった息子が憎いのでしょう。
他には政を見ていると、過去に趙の人々に受けた仕打ちを思い出すんじゃないかと思います。
表向きはそれを顔に出さないようにしているでしょうが、脳内では嫌でも思い出すのでしょう。
性格まで変わってしまったのですから、相当なトラウマを覚えた筈。
なので政の事を嫌い、遠ざけたかったのだと思いますね。
まとめ

今回は「キングダム」に登場した毐国のまとめ、趙姫について解説。
史実でも原作でも、ほんの一瞬でしたが趙姫が関わっていた事もあり、注目されたと言ってもいいでしょう。
秦国の太后が影にいたのですから、注目するなと言っても無理な話です。
かなり早めに鎮圧されたので良かったのですが、これが長引いてしまっていたら、他国に付け込まれた事でしょう。
原作では楚が付け込むように動いていたので、早めに芽を摘んでおいて正解だったと思いますね。
以上で今回は「キングダム」に登場した毐国のまとめ、趙姫についての解説は終了です。
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