『キングダム』紫夏(しか)を実写映画で演じる杏。彼女の死が嬴政に与えた大きな影響とは?

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実写映画も大ヒットし社会的ブームを巻き起こす漫画『キングダム』。
下僕だった少年・信(しん)と若き秦(しん)の王である政(せい)が共に中華の統一を目指す作品で、映画やアニメなど様々なメディアミックスも大成功しています。

この記事では主人公の1人である政(せい)に大きな影響を与えた人物、紫夏(しか)について徹底解説!プロフィールや名場面はもちろん、実写版でのキャストなど気になる情報をあますことなくお伝えしていきます。

『キングダム』紫夏(しか)の基本情報・プロフィール

紫夏は趙(ちょう)国の闇商人です。元々は戦争孤児でしたが、餓死寸前のところを行商人の紫啓(しけい)に拾われ育てられました。彼女は家督を継いでからは稼ぎを倍にするなど、優れた商才を発揮。 闇商人たちを仕切っているだけあり、その性格は男勝りでどこか豪快な姉御肌。また彼女には、同じく紫啓に育てられた江彰(こうしょう)と亜門(あもん)という仲間が存在します。

実写映画では江彰(こうしょう)は登場しない

原作漫画『キングダム』では、紫夏の仲間として江彰(こうしょう)と亜門(あもん)がいますが、実写映画「キングダム3/運命の炎」では亜門のみの登場となっています。 紫夏・江彰・亜門は幼馴染であり、彼らのエピソードも原作では存在するのですが、映画版では尺の都合でカットされています。彼らの関係性を理解すると、嬴政を追手から逃すシーンでの感動がより深まるので、気になった方は原作漫画もチェックすることをオススメします!

実写映画「キングダム」で紫夏(しか)を演じるのは杏!

キャストが正式に決定されるまで様々なキャスティングが予想されていた紫夏ですが、映画『キングダム3 運命の炎』ではが紫夏を演じることが決定しました! 杏の凛とした力強い美しさは、紫夏の持つ雰囲気にぴったり。これまで『ホリック〜xxxHOLiC〜』や『妖怪人間ベム』などの実写版に出演してきた彼女なら、紫夏の役もしっかりと演じ切ってくれそうですね。

紫夏(しか)は史実では存在する?

物語で重要なポジションを担う紫夏ですが、実は史実上には彼女の記録が残っていません。そのため紫夏は漫画『キングダム』のオリジナルキャラクターだと思われます。 しかしながら政が1人で国境を越えたとは考えづらいため、おそらく紫夏のような協力者は存在していたはず。紫夏はそんな推測に対する1つの答えとして、作者が用意したキャラなのではないでしょうか。

紫夏と政との関係は?名場面を振り返る

政は幼少期を敵国の趙で暮らす

秦の王族の中では身分が低く、趙の首都・邯鄲(かんたん)で人質として母と暮らした政。過去、秦は趙に「長平の戦い」で勝った際に、40万もの趙の兵士を生き埋めにしました。その秦の王子である政は趙の人間から恨まれており、暴力を振るわれます。 また秦国からは見捨てられ、母が日銭を稼ぐために体を売る一方で、政は盗みを働いて生き長らえる有様でした。虐待と苦渋の日々の結果、政は五感を失い、痛みも感じなくなってしまいます。 そんな折、政の父親である秦王が死亡。そのため息子である政が次の王になります。本国の権力者・呂不韋(りょふい)は政を趙から連れ戻そうとし、使者の道剣を差し向けます。

秦王の崩御が明らかになれば、政が暗殺されることは必至。そのため政は、趙に見つかることなく脱出する必要があったのです。しかし趙を出るまでには関所が数多く設置されており、政たちだけでの脱出は困難を極めていました。そこで白羽の矢が立つのが紫夏です。

紫夏と共に秦へ

商売を成功させていた紫夏は、関所の出入りが多く顔が利きます。つまり馬車に政を隠せば疑われることなく関所を通過できるとの考えでしたが、もし失敗すれば国賊として死刑になることは間違いありません。 この依頼を聞いて、紫夏の仲間である江彰と亜門は危険すぎると考え、断ろうとします。しかし紫夏は政の身の上を聞き、この依頼を引き受けます。紫夏は過去養父が最後に残した「受けた恩恵は次の者へ」という言葉に従い、政を救おうとするのです。 紫夏のおかげもあり、次々と関所を通過。しかし最後の門を通過したところで狼煙が上がり、関所が閉門されます。関所は間一髪通れましたが、閉門されたということは政の逃走を知られてしまったということ。 一行は馬車を進めますが、政が飛び出してしまいます。政は「長平の戦い」の亡霊の幻を見ており、幻に惑わされ取り乱しますが、紫夏の叱責と優しい言葉で正気を取り戻します。政にとって紫夏は生きる道を示してくれた恩人です。そして紫夏もまた、政に希望を見出していました。

優しく美しい紫夏(しか)の悲しい死

趙の追手から逃げ続ける一行でしたが、遂に追いつかれてしまい道剣と江彰と亜門は命を落としてしまうことに。
そしていよいよ紫夏と政のみになり、絶体絶命というタイミングで秦軍の迎えがやって来ます。政と紫夏に救いの手が近づくなか、彼らを逃がすまいと趙軍は躍起になります。身を挺して政を守る紫夏。その身体を矢が、槍が貫きます。
やっと秦軍との合流に成功しますが、紫夏の負った傷は深く徐々に息が弱まっていく――。そんな紫夏は政に「あなたほどつらい経験をして王になる者はいません。だから、きっと、あなたは誰よりも偉大な王になれます。」と言葉を残し、息を引き取ります。
政は紫夏のおかげで、失った五感や人を信じる気持ちを取り戻し、さらに命も救われていたのです。紫夏は残念ながら命を落としましたが、平和な世のために中華統一を目指す政に、紫夏から与えられた恩は繋がっていると言えるでしょう。

紫夏が与えた嬴政への影響を解説

かつては自身の立たされた苦境に絶望し、ひととしての感覚を失っていた政。しかし紫夏と出会い彼女の優しさにふれたことで、政は自分自身を取り戻していきます。
また紫夏は最後まで諦めずに戦い抜く姿勢や「人から受けた恩を次の者へ返す」という心構えを、身を持って政に教えました。これらは政のなかに深く根付いており、「自分の死後も戦争の無い世界を作りたい」という彼の信念や生き方に強く影響していると思われます。

「人の持つ本質は”光”だ」

原作39巻で政と呂不韋が「天下」について語り合う場面が登場します。そのなかで呂不韋は「戦争こそ人の本質の表れ」だと発言し、「戦国時代を終わらせたい」と考える政を糾弾しました。 それを受けて政は「人の持つ凶暴性や醜悪さは側面」だと語り、あくまでも「人の本質は光だ」とまっすぐに断言するのです。そこにはかつて身を挺して自分を守り、正常な人間に戻してくれた紫夏の存在がありました。彼女の思いは政のなかで今も生き続け、彼の本質を形作っているのです。

声優・ 大原さやかがアニメ版『キングダム』で紫夏を演じる

アニメ版『キングダム』では声優の大原さやか(1975年12月6日生まれ)が紫夏を演じました。
『FAIRY TAIL』のエルザ・スカーレットのようなたくましい女性や、『Fate/Zero』のアイリスフィール・フォン・アインツベルンのような母性を感じさせるキャラクターまで、幅広い役柄をこなします。
また駅のアナウンスや音声案内も多く担当しており、淀みのない聞き取りやすい声です。
大原演じる紫夏は、芯の強さや政に対する優しさ満ちた声色まで丁寧に表現されていました。

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