木ノ葉隠れの里を見下ろす火影岩。『NARUTO-ナルト-』第1話で、ナルトが落書きをして大人たちに追い回されていた、あの岩です。そこに顔を刻まれる「火影」は、2026年9月時点の原作で8人います。
先に結論を置きます。歴代火影は、初代・千手柱間、二代目・千手扉間、三代目・猿飛ヒルゼン、四代目・波風ミナト、五代目・綱手、六代目・はたけカカシ、七代目・うずまきナルト、そして第2部『BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-』で火影の座に就いた八代目・奈良シカマルです。綱手が倒れた後に火影を名乗った志村ダンゾウは、代数に数えられていません。
そしてこの8人の並びには、一本の線が引けます。二代目から四代目までの3人は、次の世代に里を託して戦場で命を落としました。五代目の綱手から先は、在任中に命を落とした火影が一人もいません。火影という役職の意味は、ちょうど綱手のところで入れ替わっています。
本記事では、8人の火影とダンゾウを一覧表にまとめたうえで、一人ずつ就任の経緯・得意とした術・退任や最期までを整理します。後半では、筆者が「八代目シカマルは二代目扉間の再来である」と読む理由も書きます。
※本記事は『NARUTO-ナルト-』『BORUTO-ボルト-』の結末と、第2部『TWO BLUE VORTEX』の展開に触れるネタバレを含みます。
- 火影とは何か|名前の由来と「火の意志」
- 【一覧表】歴代火影 全8人と志村ダンゾウ|就任の経緯・得意な術・退任と最期
- 初代火影・千手柱間|木ノ葉を創った「忍の神」
- 二代目火影・千手扉間|「先の世」を見据えた術の開発者
- 三代目火影・猿飛ヒルゼン|二度火影を務めた「プロフェッサー」
- 四代目火影・波風ミナト|「木ノ葉の黄色い閃光」とナルト誕生の夜
- 五代目火影・綱手|賭けに負けて火影になった医療忍者
- 数えられない火影・志村ダンゾウ|「根」の長が名乗った六代目
- 六代目火影・はたけカカシ|一度命を落としてから火影になった男
- 七代目火影・うずまきナルト|落ちこぼれが夢を叶えた日
- 八代目火影・奈良シカマル|七代目の補佐役が背負った里
- ✨ 公式で楽しむなら
- 筆者の見立て|八代目シカマルは二代目扉間の再来であり、火影は「命を渡す職」から「生きて支える職」に変わった
- まとめ
火影とは何か|名前の由来と「火の意志」
一覧に入る前に、火影という役職の前提を押さえます。ここを知っておくと、8人それぞれの選択が一本の線でつながります。
「火影」と「木ノ葉隠れの里」は柱間とマダラが名付けた
火影は、火の国に属する忍の里「木ノ葉隠れの里」の長です。戦乱の時代に敵同士だった千手一族の柱間と、うちは一族のマダラが手を結び、火の国の大名と関係を築いて里づくりを始めました。忍の長の呼び名「火影」と里の名「木ノ葉隠れの里」は、二人が互いの案を採り合って決めたものです(第65巻)。
火影の基本ルール
- 立場:木ノ葉隠れの里の長。他の四大国の長(風影・水影・雷影・土影)と並ぶ「五影」の一人。
- 継承:先代が次代を指名する形、または里の上役が打診する形で決まる。二代目の扉間は、自らの最期に際してヒルゼンを後継に指名した(第51巻481話)。
- 代数:正式に就任した者だけが数えられる。三代目ヒルゼンは四代目の没後に再び火影に戻ったが、代数は「三代目」のまま。
- 火影岩:里を見下ろす岩壁に、歴代火影の顔が刻まれる。
「火の意志」|火影から次の世代へ渡されるもの
木ノ葉の忍が受け継ぐ考え方が「火の意志」です。里を家族のように想い、次の世代を育て、守ること。扉間がヒルゼンに残した「里を慕い貴様を信じる者達を守れ そして育てるのだ 次の時代を託す事のできる者を…」という言葉(第51巻481話)は、その原型として読めます。火影は強さだけで選ばれる役職ではなく、この意志を次に渡す役目を負っています。
【一覧表】歴代火影 全8人と志村ダンゾウ|就任の経緯・得意な術・退任と最期
原作漫画『NARUTO-ナルト-』全72巻と、続編『BORUTO-ボルト-』、第2部『TWO BLUE VORTEX』に登場する火影を代数順にまとめました。
| 代 | 名前 | 得意な術・異名 | 就任の経緯 | 退任・最期 |
|---|---|---|---|---|
| 初代 | 千手柱間 | 木遁・仙術/「忍の神」 | マダラと木ノ葉隠れの里を創設 | 死因は作中で語られない。第四次忍界大戦で穢土転生により復活 |
| 二代目 | 千手扉間 | 飛雷神の術・影分身の術・穢土転生の開発者 | 兄・柱間の後を継ぐ | 雲隠れとの戦いで囮を買って出て、ヒルゼンを後継に指名(51巻481話) |
| 三代目 | 猿飛ヒルゼン | 猿魔の口寄せ・屍鬼封尽/三忍の師 | 扉間の指名。四代目の没後に再任 | 木ノ葉崩しで大蛇丸と戦い、屍鬼封尽を使って殉職(16巻) |
| 四代目 | 波風ミナト | 飛雷神の術・螺旋丸/「木ノ葉の黄色い閃光」 | 第三次忍界大戦での功績で里に認められる | ナルト誕生の夜、九尾を屍鬼封尽で封印し殉職(53巻498話) |
| 五代目 | 綱手 | 医療忍術・百豪の術・怪力/伝説の三忍 | ヒルゼンの没後、自来也とナルトに説かれて就任(18巻) | ペイン襲来で昏睡、大戦前に復帰。戦後に退任 |
| (代数外) | 志村ダンゾウ | 「根」の長・右腕の写輪眼とイザナギ | 綱手が倒れた後に火影の座に就く | 五影会談の後、サスケとの戦いに敗れる(51巻) |
| 六代目 | はたけカカシ | 雷切・写輪眼(大戦後に喪失)/「コピー忍者」 | 第四次忍界大戦の後に就任 | ナルトの七代目就任とともに退任 |
| 七代目 | うずまきナルト | 影分身・螺旋丸・九喇嘛との連携 | 大戦から十数年後、功績を認められ就任(第700話) | 『BORUTO』第1部の終盤、ヒナタとともにカワキに封印される |
| 八代目 | 奈良シカマル | 影真似の術/七代目の補佐役 | 七代目の不在を受けて火影の座に就く(TWO BLUE VORTEX) | 在任中(2026年9月時点) |
表を縦に読むと、「退任・最期」の欄がくっきり二つに割れています。二代目から四代目は殉職、五代目から先は生存したまま次に渡しています。この境目の意味は、最後の「筆者の見立て」で掘り下げます。
初代火影・千手柱間|木ノ葉を創った「忍の神」
マダラと語った「子供が戦わなくていい集落」
柱間は、千手一族の当主・千手仏間の長男として生まれました。忍の一族同士が命を奪い合い、子供まで戦場に送られる時代です。少年の柱間は、川辺で出会った同じ年頃の少年マダラに、子供を戦地へ送らなくていい集落をつくる夢を語りました。ところが二人は、互いに敵対する一族の嫡男同士だと分かり、マダラの側から決別を告げます。
やがて二人はそれぞれの一族の長となり、長い一騎打ちの末に手を取り合います。こうして生まれたのが木ノ葉隠れの里であり、柱間はその初代火影になりました(第65巻619〜626話)。
木遁と仙術|マダラと九尾を同時に相手にした力
柱間の代名詞は、木を生み出し操る「木遁」です。仙人モードを解放すると、仙術と木遁を組み合わせて超巨大な千手観音を生み出し、九尾を従えたマダラと互角に渡り合いました。のちに里を抜けたマダラとの戦いの場が、「終末の谷」です。
尾獣の分配と五大国の成立
柱間の功績は戦いだけではありません。隠れ里という仕組みは他国にも広がり、五大国が確立されました。柱間は史上初の五影会談を開き、各国に尾獣を分配しています(第68巻648話)。尾獣と人柱力の系譜については、尾獣全9体と歴代人柱力まとめで整理しています。妻のうずまきミトは九尾の人柱力で、柱間の初孫が五代目火影になる綱手です。
柱間の死因は、作中で語られていません。死後は、木ノ葉崩しの際に大蛇丸の穢土転生で呼び出され、第四次忍界大戦でも再び蘇って戦場に立ちました。
二代目火影・千手扉間|「先の世」を見据えた術の開発者
理想家の兄を支えた参謀
扉間は柱間の弟です。少年の頃から、聡明で現実的な考え方で兄を支える参謀役を務め、理想を語る柱間を時に諫めながら、里の土台づくりを担いました。柱間とマダラが「夢」を追ったのに対して、扉間は常に里の「先の世」を見据えた火影です。
飛雷神・影分身・穢土転生はすべて扉間の開発
作中の主要な術の多くが、扉間の手によるものです。
- 飛雷神の術:マーキングした座標へ時空間移動する術。のちに四代目ミナトの代名詞になる(第67巻641話)。
- 影分身の術:チャクラを分けて実体のある分身をつくる術。ナルトの十八番になる(第67巻644話)。
- 穢土転生の術:死者をこの世に呼び戻す禁術。のちに大蛇丸やカブトが使う(第67巻639話)。
公式サイトのコラムは、これらの術の目的を「味方が命を落とさずに済む」「敵の戦力を効率的に削ぐ」ことだと説明しています。戦国の時代に多くの仲間を失った扉間は、術そのものを、仲間を死なせないための道具として設計していました。
囮を買って出た最期|ヒルゼンへの指名
晩年、雲隠れの金角部隊に追い詰められた扉間は、部下たちを逃がすために自ら囮の役を引き受けます。そのとき後継に指名したのが、真っ先に囮を志願した弟子のヒルゼンでした。先に引いた「そして育てるのだ 次の時代を託す事のできる者を…」の言葉は、この場面のものです(第51巻481話)。
三代目火影・猿飛ヒルゼン|二度火影を務めた「プロフェッサー」
三忍を育て、二度火影の座に就いた
ヒルゼンは扉間の弟子で、自来也・綱手・大蛇丸の「伝説の三忍」を育てた師です。あらゆる術に通じたことから「プロフェッサー」の異名で呼ばれ、猿の王・猿魔を口寄せして戦います。
ヒルゼンは二度、火影の座に就いています。一度は四代目ミナトに火影の座を譲りましたが、九尾事件でミナトが命を落とすと、再び火影に戻りました。物語開始時点でナルトたちが「火影のじいちゃん」と慕っていたのは、この再任後のヒルゼンです。
木ノ葉崩し|屍鬼封尽で大蛇丸の腕を封じる
中忍試験の本選に乗じて、大蛇丸が砂隠れと手を組み木ノ葉を襲います。大蛇丸は穢土転生で初代と二代目を呼び出し、師であるヒルゼンにぶつけました。ヒルゼンは自らの命を代償に死神と契約する封印術「屍鬼封尽」を発動し、初代・二代目の魂を封じたうえで、大蛇丸の両腕を封じます(アニメ第73話「禁術奥義!『屍鬼封尽』」)。
ヒルゼンはこの戦いで殉職しました。単行本第16巻には、大蛇丸との最後の攻防から里の葬儀までが収められています。両腕の術を奪われた大蛇丸が、その治療と引き換えに綱手へ取引を持ちかけることが、五代目誕生の物語につながります。
四代目火影・波風ミナト|「木ノ葉の黄色い閃光」とナルト誕生の夜
「黄色い閃光を見たら逃げろ」
ミナトは自来也の弟子で、カカシ・オビト・リンの班を率いた上忍です。第三次忍界大戦では、扉間の飛雷神の術を使いこなして50人以上の敵を一人で引き受け、他国の忍に「木ノ葉の黄色い閃光を見たらとにかく逃げろ」と言い伝えられるほど恐れられました。カカシの過去を描いた「カカシ外伝」(第27巻)の神無毘橋の戦いが、その時代の物語です。ナルトの代名詞となる螺旋丸も、ミナトが考案した術です。
こうした功績が里に認められ、ミナトは四代目火影に就任しました。
九尾事件|屍鬼封尽と我が子への封印
ミナトの在任は長く続きません。妻のうずまきクシナは、ミトから九尾を受け継いだ人柱力でした。ナルトが生まれた夜、クシナの体から九尾が引き抜かれ、里を襲います。この事件を起こしたのが仮面の男、つまり死んだはずのうちはオビトだったことは、第四次忍界大戦で明かされます。
ミナトは飛雷神の術で九尾を里から引き離し、屍鬼封尽を使って、自らの命と引き換えに九尾を封印しました。封印の器になったのが、生まれたばかりのナルトです(第53巻498話「母ちゃんの赤い髪」)。ナルトが里で孤独に育った理由は、ここにあります。
五代目火影・綱手|賭けに負けて火影になった医療忍者
弟とダンを失い、里を離れた
綱手は初代・柱間の孫で、ヒルゼンの弟子、伝説の三忍の一人です。弟の縄樹は12歳の誕生日の翌日に戦場で命を落とし、恋人のダンも任務中の重傷で、綱手の治療が及ばず亡くなりました。ダンの死をきっかけに血を見るとすくむ恐怖症を抱え、綱手は里を離れて賭け事に明け暮れていました。
ナルトとの賭けと「朽ちぬ想い」
ヒルゼンの没後、自来也は綱手に五代目就任を求めますが、綱手は一度断ります。同じ頃、大蛇丸は「両腕を治せば、弟とダンを生き返らせる」という取引を持ちかけていました。
揺れる綱手の前に現れたのがナルトです。火影を目指すナルトの姿に縄樹とダンの想いを重ねた綱手は、螺旋丸を習得できるかどうかの賭けを持ちかけ、ナルトは賭けに勝ちます。綱手は大蛇丸との取引を断ち、自来也とともに大蛇丸を退けて五代目火影に就任しました(第18巻「綱手の決意!!」)。この戦いの中で、恐怖症も乗り越えています。
ペイン襲来|全チャクラで里の人々を守り、昏睡へ
ペインが木ノ葉を襲った第46巻の戦いで、綱手は口寄せしたカツユを里中に分散させ、自らのチャクラを注ぎ込んで里の人々を守り抜きました。力を使い果たした綱手は昏睡に陥ります。第四次忍界大戦の開戦前に目を覚まして火影に復帰し、大戦では五影の一人としてマダラに立ち向かいました。戦後、綱手は火影の座をカカシに譲っています。
数えられない火影・志村ダンゾウ|「根」の長が名乗った六代目
綱手が昏睡に陥った後、火影の座に就いたのが、暗部の養成部門「根」を率いた志村ダンゾウです。ダンゾウは自分が新たな火影であることを雲隠れの使者に告げ、抜け忍となったサスケの始末を許可しました(アニメ『疾風伝』第417話「六代目火影ダンゾウ」)。
ダンゾウは火影として五影会談に出席しますが、会談の後にサスケに追い詰められます。右腕に埋め込んだ複数の写輪眼でイザナギを使い、柱間の細胞まで持ち出して抵抗しましたが敗れ、最後は自らの体に仕込んだ封印術で果てました(第51巻「サスケVSダンゾウ…!!」)。
ダンゾウの在任はごく短く、戦死した後にカカシが「六代目」として数えられるため、ダンゾウは歴代火影の代数に入っていません。うちは一族の事件でダンゾウとヒルゼンが担った役割については、うちはイタチの真実を徹底考察で詳しく扱っています。
六代目火影・はたけカカシ|一度命を落としてから火影になった男
ペイン戦での落命と帰還
カカシは四代目ミナトの弟子で、ナルト・サスケ・サクラの第七班を率いた上忍です。オビトから託された左目の写輪眼で千の術を写し取り、「コピー忍者のカカシ」と呼ばれました。
ペイン襲来では、最後のチャクラを振り絞って情報を仲間に託し、力尽きます(第46巻424話)。死後の世界で父・はたけサクモと再会し、父の生き方を受け入れた後、長門の術によって現世へ戻りました(第48巻449話)。
火影就任の打診と、大戦での決着
ダンゾウが倒れた後、火影が不在になった里の上役たちは、カカシに正式な火影就任を打診しています(アニメ『疾風伝』第439話「火影はたけカカシ」)。ただしこのときは、目を覚ました綱手が火影に戻りました。
第四次忍界大戦では忍連合軍の第3部隊長を務め、仮面の男の正体がオビトであることを知ります(第63巻599話)。最終盤ではオビトから両眼の写輪眼を一時的に託され、須佐能乎を発現して大筒木カグヤの封印に貢献しました(第71巻688〜689話)。戦いの後、カカシは写輪眼を失い、六代目火影に就任します。
カカシは、親友オビトとの誓いを胸に、ナルトが七代目火影に就くその日まで火影を務め、座を渡して退任しました。
七代目火影・うずまきナルト|落ちこぼれが夢を叶えた日
第700話で描かれた七代目の姿
第1話で火影岩に落書きをしていた少年は、第四次忍界大戦とサスケとの最後の戦いを経て、大戦から十数年後、功績を認められて七代目火影に就任します。最終話の第700話では、火影としての仕事に追われるナルトと、父に反発する息子ボルトの姿が描かれました。
『BORUTO』|九喇嘛との別れと、カワキによる封印
続編『BORUTO-ボルト-』で、ナルトは大筒木イッシキとの戦いに臨みます。九喇嘛とチャクラを融合させる「重粒子モード」を使い、イッシキを圧倒しました(『BORUTO』第14巻52話)。この形態は、術者と触れた相手の命を削る諸刃の剣です。ナルトはこの戦いで、長く共に戦った九喇嘛を失いました。
第1部の終盤、ナルトはヒナタとともに、カワキによって時間の止まった空間へ封印されます。そしてエイダの「全能」の力で周囲の記憶が書き換えられ、ボルトはナルトを手にかけた反逆者として里を追われることになります。第2部『TWO BLUE VORTEX』第1巻(2024年2月2日発売)の紹介文は、ボルトが反逆者として追われて「3年」が過ぎた時点から物語を始めています。
八代目火影・奈良シカマル|七代目の補佐役が背負った里
「めんどくせー」の天才参謀
シカマルは、ナルトの同期で、影を操る「影真似の術」を使う奈良一族の忍です。IQ200を超える頭脳で作戦を組み立てる参謀型で、『BORUTO』では七代目火影ナルトの補佐役として里の運営を支えていました。
TWO BLUE VORTEX|七代目が不在の里を預かる
七代目ナルトが封印され、表向きには「ボルトに手をかけられた」ことになった里で、火影の座に就いたのがシカマルです。公式のキャラクター紹介でも、シカマルの肩書きは「木ノ葉隠れの里/八代目火影」とされています。
2026年6月4日発売の第8巻では、火の国の側用人コブが、ボルトに通じる内通者の捜索を強め、シカマルに危機が迫る展開が描かれています。先代が生きているのか分からないまま、その座を預かる。シカマルは、歴代のどの火影とも違う条件で里を背負っています。
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✨ 公式で楽しむなら
歴代火影の物語は、誰が誰に何を託したかを知ったうえで見返すと、一言ごとの重さが変わります。公式の配信や単行本で作品を楽しむことは、次の物語を生み出すための何よりの応援です。お金で時間は買えます。公式にお金を払うことは、次の連載とアニメを高い品質で受け取るための、クリエイターへの最短の投資です。
Amazon Prime Video
アニメ『NARUTO-ナルト- 疾風伝』は Prime Video で配信されています。ダンゾウの火影就任を描く第417話や、カカシに火影就任が打診される第439話だけを見返す使い方もできます。
Amazon Prime Video で『NARUTO-ナルト- 疾風伝』をチェックする
原作漫画と見放題サービス
本記事で引いた巻・話数は、ジャンプコミックスの『NARUTO-ナルト-』全72巻、『BORUTO-ボルト-』、『BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-』で確かめられます。アニメをまとめて見るなら、U-NEXT、dアニメストア、DMM TVなどの見放題サービスも候補です。配信状況・料金は変わることがあるため、各サービスでご確認ください。
筆者の見立て|八代目シカマルは二代目扉間の再来であり、火影は「命を渡す職」から「生きて支える職」に変わった
ここからは筆者の読みを書きます。歴代火影の並びは、ただの在任順ではありません。筆者は、火影の歴史を「命を渡して次に託す時代」と「生きたまま次を支える時代」の二つに分けて読みます。その境目は五代目の綱手で、八代目シカマルの就任は、二代目扉間の型が一周して戻ってきたことを示しています。
根拠の一つ目は、一覧表の「退任・最期」の欄です。二代目の扉間は、第51巻481話で囮を買って出て、ヒルゼンに「育てるのだ 次の時代を託す事のできる者を」と言い残しました。三代目ヒルゼンは第16巻で、屍鬼封尽と引き換えに命を差し出しました。四代目ミナトは第53巻498話で、同じ屍鬼封尽で我が子に九尾を封じています。三人とも、火影の座は「自分の命と一緒に」次の世代へ渡されました。
二つ目は、綱手が医療忍者だという点です。第46巻のペイン襲来で、綱手はカツユを通して里中の人々にチャクラを送り、里の人々を生かす方に力を使い切りました。昏睡には陥りましたが、命は落としていません。人を死なせないための技術を持つ火影が、殉職の連鎖を止めた。この一点で、火影の意味は切り替わっています。続く六代目カカシは第46巻424話で一度落命し、第48巻449話で帰ってきた男です。死の側から戻った火影が、次のナルトへ生きたまま座を渡しました。
三つ目が、初代と二代目、七代目と八代目の対称です。公式のコラムは、扉間を「理想主義的な兄を支える参謀役」と紹介しています。夢を語る柱間の隣に、現実を組み立てる扉間がいた。そして七代目ナルトの隣には、補佐役のシカマルがいました。理想家の火影が退場した後を、その参謀が継ぐ。二代目で起きたことが、八代目でもう一度起きています。
ただし、決定的な違いが一つあります。扉間は兄の死を受けて火影になりましたが、シカマルが継いだ七代目は、命を落としたわけではなく封印されただけです。前任者が生きているのに退任もしていない、という継承は、歴代で初めてです。だから筆者は、八代目の役目を「新しい時代をつくること」ではなく、「七代目が戻る場所を守り続けること」だと読みます。扉間が兄の夢を制度に変えて里を残したように、シカマルは七代目の不在を支え切ることで、火の意志を次へつなぐ火影です。あなたは、八代目の物語がどこに着地すると読みますか。
まとめ
木ノ葉隠れの里の火影は、2026年9月時点で8人です。
- 初代・千手柱間:マダラと里を創った「忍の神」。木遁と仙術で五大国の時代を開いた。
- 二代目・千手扉間:飛雷神・影分身・穢土転生の開発者。囮となってヒルゼンに里を託した。
- 三代目・猿飛ヒルゼン:二度火影を務めた三忍の師。木ノ葉崩しで屍鬼封尽を使い殉職。
- 四代目・波風ミナト:「黄色い閃光」。ナルト誕生の夜に九尾を封印して殉職。
- 五代目・綱手:ナルトとの賭けで就任した医療忍者。殉職の連鎖を止めた火影。
- (代数外)志村ダンゾウ:綱手が倒れた後に火影の座に就いたが、サスケに敗れた。
- 六代目・はたけカカシ:ペイン戦で一度落命し帰還。大戦後に就任し、ナルトへ座を渡した。
- 七代目・うずまきナルト:第700話で夢を叶えた。『BORUTO』で九喇嘛を失い、カワキに封印される。
- 八代目・奈良シカマル:七代目の補佐役から、不在の火影の座を預かった参謀。
一覧表を手元に置いて、第1話でナルトが落書きをしていた火影岩の顔ぶれを見返してみてください。あなたが一番好きな火影は、何代目ですか。

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