少年ジャンプ+で短期連載されていた作品である『タコピーの原罪』。
わずかな間の連載だったとはいえ、読者に大きな衝撃を与えた事で有名となり、アニメ放送された事で再び注目されました。
そんな『タコピーの原罪』ですが、どんな作品となっているのか、気になる人はいるでしょう。
最終回の見どころや内容についても興味がある事だと思います。
なので今回は『タコピーの原罪』について徹底解説しつつ、最終回の見所や内容まとめも解説していきますね。
タコピーの原罪について徹底解説!

まずは『タコピーの原罪』について徹底解説していきますね。
果たして、どんな作品となっているのでしょうか!?
あらすじ
タコピーの原罪より鬱になるアニメ
出して pic.twitter.com/jEmp6qKpsw— ニートセコム (@kokueisecom) July 29, 2025
最初はあらすじを紹介していきます。
2016年に人間をハッピーにするのが目的のハッピー星人タコピーがやってくるのですが、腹が減って動くことが出来なくなったのです。
そんな中で久世しずかに救われ、そのお礼としてハッピー道具で助けようとするも、彼女は興味ありませんでした。
ある日、しずかが非常に可愛がっていた愛犬のチャッピーが急に行方不明になってしまい、その事に絶望したしずかは首をつって命を絶ってしまいました。
この事に絶望してしまったタコピーは何としても救うため、ハッピーカメラを使って時間を巻き戻すのでした。
登場人物
次は登場人物について紹介していきます。
この作品に登場する人物は以下の通りです。
- タコピー:地球をハッピーにするためにやってきたハッピー星人で、命の恩人のしずかをハッピーにするために奮闘していく
- 久世しずか:小学4年生の女子生徒であり、いじめとかを受けている中、愛犬のチャッピーの存在が唯一の救い
- 雲母坂まりな:しずかと同級生の女子生徒であり、しずかをいじめている主犯
- 東直樹:しずかと同級生の男子生徒で生徒会長をしており、しずかに対して恋心を抱いている
作風
次は作風を紹介していきます。
この作品ではタコピーが彼の星の道具を使っていることから、『ドラえもん』要素が強めの作品になっていますが、内容からかなり暗い『ドラえもん』という感じになっているのです。
この頃は『スパイファミリー』等の人気作品が幅を利かせていたので、それらに比べれは異質な作品ゆえに注目が集まっていたのでしょう。
人間じゃなくて宇宙人であるタコピーがメインで進んでいるため狂気が出ていて、更に人間が全員闇を抱えている状態なのも特徴とされています。
タコピーは人間の倫理観が分かっておらず、人間の悪意も理解できていないがゆえに悪い意味で人間の醜さが露わになっていくのです。
そして人間達が抱える大きい闇はそう簡単によくなるものではないが、それでも何とかしようとしている姿勢が感じられると言う形になっています。
評価
今更になってタコピーの原罪の漫画とアニメを全て見尽くした
ちなタッセルのシーンを漫画で見た時は吹いてしまったw pic.twitter.com/kmK2vCWWL7— ナンバーぜろ (@nanba_zer) August 6, 2025
次に評価について紹介していきます。
連載が始まってからしばらくして第1話の閲覧数とコメント数が大幅に増えていき、それ以降の話では常に300万の閲覧数となっているのです。
最終話に至っては350万の閲覧数を叩き出しました。
SNSでも考察とかで盛り上がり、ツイッターのツイート数も話が進むにつれてどんどん増えていったのです。
2022年5月20日には第51回日本漫画家協会賞まんが王国とっとり賞を受賞し、それを皮切りに第6回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞5位、「ネット流行語100 2022」トップ20単語賞・2位。
2023年1月には「マンガ大賞2023」を受賞していきました。
この事からも高い評価を貰えているのが伺えますね。
最終回の見所

次に最終回の見どころを紹介します。
見どころは歪な形ながらも、しずかとまりなが友人関係になっている事です。
しずかはいじめの被害者であり、まりなはいじめの加害者でもある関係性。
理由はお互いの親に問題があったからであり、そのせいで2人の間にいじめが発生します。
様々なことがありながらも、最終的に2人は友人同士となりました。
ただ親の問題が解決していないのもありますので、皮肉を交えつつの会話をしている様子でした。
あまり解決されていない状態で物語が終わるので何とも言えない読者は多くいました。
ただいじめの方は解消されましたし、どちらかと言えばそちらの方が物語の焦点となっていましたので、こちらの解決がベストともいえる声もあったのです。
内容まとめも!

次は『タコピーの原罪』の内容をまとめてみました。
詳細はご覧の通りです。
序盤
アニメ「タコピーの原罪」ブラックで重たい内容のストーリーだけど思ってたより面白くてハマった。Netflixで観てる。とっとこハム太郎の声優さんが可愛い。喋り方も可愛い。ぬるいアニメと思って見てたらヤバい展開してくからハンマーで頭殴られた気分。 pic.twitter.com/kV2pJWrMUk— アサシン・ゼノ (@ASSASSIN_ZENO) July 31, 2025
2016年、地球にハッピーを広めるため故郷からやってきたハッピー星人タコピーだったが、おなかがすいてしまって身動きが取れなくなったのです。
そこへ4年生の少女久世しずかに助けられたので、お礼に星に存在しているアイテムである「ハッピー道具」でしずかを笑顔にしようとします。
しかしながら彼女は興味を示す事はなかったのです。
やがて1週間になろうとしたとき、しずかが可愛がっているチャッピーはいなくなってしまい、絶望した彼女は道具の「仲直りリボン」を使って自殺。
この事に動揺を隠せなかったタコピーはしずかを助けるため、道具の「ハッピーカメラ」で時間を戻しました。
それから調べていったらクラスメイトの雲母坂まりながすべての元凶だと知り、何とかしずかを助けようと様々な手を使っていくも全部失敗。
なのでまりなをカメラで殴って始末するのですが、その代償として壊れてしまい、過去に戻る事が出来なくなりました。
中盤
しずかはまりなが始末された様子を見ていた同級生の東直樹を説得させ、この一件を隠すことに成功したのです。
ただまりなはまだ生きているように見せかけないといけないのでタコピーがハッピー道具で彼女になりすましました。
しかしながら、まりなの遺体が見つかったことで、しずかは直樹を身代わりにさせたのです。
直樹は最後に兄と会話をしてから自首し、その間に2人はチャッピーがいる父親の家へと向かいます。
しかしチャッピーの姿がないので、しずかは彼らが捕食したと考えてタコピーに何とかするように言ったのです。
それはやり過ぎだと思ったのかタコピーはなだめるのですが、しずかは聞く耳持たずに彼に対して暴力を振るいました。
そんな中で、タコピーは忘れていた事を思い出します。
終盤
タコピーは2016年じゃなく、2022年にやってきていて、しずかじゃなくてまりなと出会って行動していました。
しかしながら付き合っていた直樹がしずかに奪われ、母親から罵られたまりなは母親を手にかけ、しずかを小学4年生の時に手をかけていればと呟いたのです。
その話を聞いたタコピーは母星に戻り、母親に頼み込んで「大ハッピー時計」で小学4年生の時代に行きたいと言います。
しかし母親は許可せず、逆に記憶の抹消を図ろうとしたのでタコピーは強引に使用して、最初の時系列に戻ったのです。
タコピーは直樹との話し合いもあり、しずかとちゃんと向き合うと共に自らの命を代償に、しずかをチャッピーが命を落とす時間軸へと移動させました。
そこでもしずかはまりなに虐げられていましたが、2人がタコピーに似た落書きを見た時に記憶を取り戻したのです。
それから時が流れ、2人の家庭問題はそのままとなっていますが、それでもそれを皮肉交じりに話せる間柄になっていました。
まとめ

今回は『タコピーの原罪』について徹底解説しつつ、最終回の見所や内容まとめも解説していきました。
少年ジャンプ+で連載されていたとは思えないくらいダークな話となっていましたね。
普通だったら大人向けの雑誌で連載されていたでしょう。
しかしこういうジャンプ系の雑誌とかではめったに見れない作品なので、注目を集め、高評価につながったのだと思います。
以上で今回は『タコピーの原罪』について徹底解説しつつ、最終回の見所や内容まとめも解説していくは終了です。
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