あらすじ
「地球がくそヤバい!」
高校三年生となり学校や受験勉強に追われながらも、毎晩オンラインゲームで盛り上がる仲良しの小山門出と「おんたん」こと中川凰蘭は平和に東京で暮らしていた。
ただ一つ普通じゃないのは、二人が暮らす東京上空には宇宙から出現した巨大な宇宙船が浮かんでいた。
3年前の8月31日に突如として現れた宇宙船をきっかけに、東京から逃げる者や大切な人を失ってしまった者、そしてまだその傷が癒えない者など、人々にとって大きな転機となったものの、兵器を投入し政府は対抗し続け、東京の人々は普通の生活を送れるようにはなっていた。
そんな非日常が日常に溶け込むある夜、二人と仲良しだったクラスメイトに悲劇が起こってしまう…
メインキャスト
小山門出:幾田りら
中川凰蘭:あの
栗原キホ:種﨑敦美
出元亜衣:島袋美由利
平間凛大:木咲絵子
竹本ふたば:和氣あず未
田井沼マコト:白石涼子
大葉圭太:入野自由
小比類巻健一:内山昂輝
渡良瀬坂:泰斗
中川ひろし:諏訪部順一
小山ノブオ:津田健次郎
デデデデとは?
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション
通称
デデデデ
『デデデデ』は浅野いにお原作のコミック
全12巻のディストピア日常青春作品。
浅野いにおの作品は「ソラニン」「おやすみプンプン」など「日常を描いているよう」で、浅野いにお「独特の世界観」が描かれている
本作もタイトルからすでに、その独特の世界観が滲み出ている。
「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館刊)で2014~22年に連載され、第66回小学館漫画賞の一般向け部門や、第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の優秀賞を受賞した人気作。
原作コミックは全12巻。
タイトルの「デーモン」の意味とは
門出は小学生時代、名前の漢字を逆さに読んで「デーモン」と呼ばれ、いじめられていた。
一応の敵は「侵略者」として設定されていて、特に悪魔を意味する「デーモン」というキャラクターの登場しない「デデデデ」においてタイトルに置かれた「デーモン」とは間接的に門出のことを指していると思われる。
デデデデの魅力
主軸となる二人のヒロイン
本作では音楽ユニット「YOASOBI」のボーカルを務める幾田りらが主人公の門出の声優を担当
もう一人の主人公となる門出の親友・凰蘭の声をタレントとしてもシンガーソングライターとしても活躍するあのが担当している。
共に声優初挑戦である幾田りら、あのだが、それぞれ高校生時代と小学生時代が見事に演じ分けられていた。歌手と声優とでは違うとはいえ、やはり「声を出す」という職能には共通する部分もあり、二人の実力が遺憾なく発揮された格好だ。
「非日常」の中で日常を生きる少女たち
「円盤」の浮かぶ非日常の中、それでも門出は先生に恋をしたり、進路に悩んだりしながら日常を生きる。
中盤までエキセントリックなおんたんに振り回される門出が描かれるが、小学生時代の回想シーンによってむしろ子供の頃はおんたんの方が内向的で、門出の方がはっきりとした自我を持つキャラクターだったと明かされたのは意外だった。
今のおんたんは、門出に近付こうとして彼女なりに努力をした結果なのかも知れない。
ドラ⚫︎もんのパロディ
作中に登場する国民的人気漫画キャラクター
イソべやん
「イソベやん」は、作中にたびたび登場する大人気マンガ。
絵柄や登場人物、設定など、誰もが知るあの国民的SF生活ギャグマンガを彷彿とさせる作風を特徴としている。
主人公のイソベやんは、キノコから手足が生えたような姿をしている未来からやってきたキャラクター。
常に携帯している“四次元ポシェット”には様々な内緒道具が格納されている。
また、磯辺焼きを好む。
そんなイソベやんと一緒に暮らしているのが、眼鏡と冴えない風貌が特徴の女の子・デベ子。
日ごろより同級生からいじめられている彼女は、事あるごとにイソベやんの内緒道具を頼りながら生活している。
本作の主人公・小山門出も「イソベやん」を愛読しているが、実は門出とおんたんたちにとって重要な役どころとなるキャラクターとしても登場する。
ドラ⚫︎もんとは大きく違うのは、上の画像にあるように
デベ子が自虐を通り越した過激さがあること。
劇中でお二人が声優を務めています。
ソベやん:杉田智和
デベ子:TARAKO
余談ですが、前章公開前の3月上旬、TARAKOさんの訃報がありました。
その件について公式Xからコメントが出ています。
劇中でTARAKOさんの声を聞いた時には、このポストを思い出し、感慨深い気持ちになりました。
後半はどうなる?
コミックスは全12巻。
映画の前章は大体4巻くらいまでで終了となりました。
ネタバレのない範囲で書くと、コミックの最後は
え!!!???
と思わず声が出る衝撃のラストが待っています。
コミックのラストが後章でどう再現されるのか、非常に楽しみです。
と思っていたのですが、
後章の予告の最後にて
劇場版オリジナルエンディング
になると告知がありました。
コミックのラストとは違うのかーと残念な気持ちもありますが
え?最後どうまとめるの??
と、より楽しみになっている自分がいます。
オリジナルエンディングになる事を踏まえると
是非コミックではどう最後を迎えているかを確認して欲しい。
もちろんコミックを見なくても面白いはず
だがしかし、原作を知っておくとより面白いのは間違いない。
5月24日に公開される
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章
ぜひ映画館で鑑賞しましょう!
コメント