2010年07月30日(金) 

しそうの滝に涼を求めて

後山(うしろやま)不動滝

 

   板馬見(いたばみ)渓谷入口の滝を後にして、歩き始めるとすぐに橋が見えてきました。そこは笛石山の登山口で、橋下に「鉈(なた)取り淵」があります。橋から見ると、流れ落ちる水が大きな受け皿の淵で緑色に変化する様子は神秘的で、すばらしい。 渓谷を楽しみながら、さらに歩きます。

 

 

   クロアゲハや(オ)ハグロトンボがどこからかやってきました。ナイスエキストラ。前方に石像が見え始めました。左の岸にも石像と建物が見えます。

 

 

   役行者(えんのぎょうじゃ)像が建っています。隣に 「なめらの行者」とある。(山を)‘なめんなよ’と言われているようだ。板馬見渓谷荘とトイレの表示があったので、右下の橋を渡って、立ち寄ってみる。建物の前に大きな平成の不動明王(芳梅作)の石像がある。玄関は閉まっていましたが、トイレは開放されています。

  さらに進むと山の中腹でかなり開けた「希望の森」に出ます。その向こう一帯は切断された倒木や砂利が道を覆っています。道路が川になっていたようです。

 

 

  木を避けながら進み、左方面が展望のできる場所に近づくと、なんと山肌が洗い流され、道路表面のコンクリートのみが突き出たように取り残されています。その先右手に進むと沢からの落石が道路に流れ込んでいます。昨年の大雨のすさまじさを垣間見ました。

  やっと林道の終着点登山口の広場にやってきました。歩いてここまでは、1時間弱かかりました。これからが本格的な登山コースに入ります。一息入れたあと急な山道を歩き始めます 。

 

 

  すこし歩くと、垢離取場(こうりとりば)があります。心身を清めて入れということか。行者ではないのでお許しをいただいて先を進む。後でわかったことですが、この垢離取場の表示の下に、女人禁制跡の表示が以前はあったようです。入口の案内板で確かめると(旧)女人禁制垢離取場と表示があります。しかし後山の岡山側の行場では、いまだに女性の入山を拒んでいるとか。女人禁制といえば、大相撲の表彰式に女性大臣・知事が土俵に上がるのを相撲協会が拒否したことを思い出しました。

 

 

   さらに避難小屋(宿坊跡)があり、その先を少し進むと丸木橋の向こうに、今回の目的地である後山不動尊が現れました。

  落差10mの荒々しい岩場に勇壮に流れ落ちる滝をじっと眺めながら、この滝で多くの行者が厳しい難行苦行をしたのだろうと思いを馳せた。

   この滝は、夫婦滝になっており、右筋は2段、左筋は直接降り注ぐ。近づいて見ると滝中央に不動明王が祀られている。不動明王は、この行場でどれほどの数の行者を見守ってきたのだろうか。

 

 

   かつて、この不動滝の前には掛橋・金掛の行場があり、丸木橋や岩場に鎖が掛けてあり、時には罰をうけ川に転落することもあったようです。

  今は、歩きやすい丸木橋が上部まで組まれているので安心です。崖の上に続くこの登山道は、後山頂上に続く。頂上まで約2時間とある。

 

(撮影日 2010.7.8)

 

▼案内図

 

※アクセスは

板馬見渓谷の滝 http://shiso-sns.jp/blog/blog.php?key=11718 を参照ください。

 

PS :後山の案内図では、この先にはまだ見ぬ滝や○○岩の表示がありますが、紹介しきれなかった渓谷美とともに、次の機会に紹介できればと思っています。(!?)

 

「E-宍粟」支援隊そーたんs

 


|閲覧数:88 |アルバムコメント(4) | 2010/07/30 12:57
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コメント(4)
タケネットさん(著者)
10/07/31 00:12
> しんちゃんさん

戦前までは、多くの行者が訪れていたようです。行者コースの紹介がいつか出来ればと思います。
[ 返信 ]
タケネットさん(著者)
10/07/31 00:07
> 風花さん

険阻な後山が、行者が修行を行う最適の山だったようです。その雰囲気を感じてきました。不動の滝から続く行者コースは、登山で言う中級・上級者向けのコースなのでしょう。このコースは宿題にとっておきます。
 今回歩いたところは、いつでもご案内できます。
[ 返信 ]
10/07/30 21:33
さすが、行者の山ですね。

昔、行者で賑やかな頃の山が写真から伺えます!!
[ 返信 ]
風花さん
10/07/30 20:37
後山全体が厳しい行場だったのですね。
水害の跡も大きいようですが、奥の美しい渓谷や大岩なども
是非また見せて下さい。

そして、こちらの大甑山にあるのが、空山と対になっている
平成之大馬鹿門の柱ですね。
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