宍粟の地名(由来)の「「カキノタネ」 揖保川にまつわる話 」
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「カキノタネ」 揖保川にまつわる話 
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2010年04月16日 10:01
第4話

カキノタネ

 波賀町を縦断して流れる引原川(一宮町で揖保川に合流)の下流の、ごく限られた範囲の広さに、地元では「カキノタネ」と呼んでいる小さな魚が生息しています。

 この魚の形は、海の魚「カレイ」 によく似て、平たく、目のまわりが紺色、体全体は茶褐色で、熱帯魚によく似ています。体長は、六センチぐらいでしょうか。肉の厚さはなく、食用にはしていません。

 引原川に住んでいる他の川魚とは、おおよそ似つかぬ珍しい形なので、地元の人々はこのカキノタネに強い愛着を感じ、保護に努めています。
 カキノタネという名称は、「柿」の種に、形、色がよく似ていることからついたものらしいです。

 一定の場所にしか生息していないこの 「カキノタネ」は水温と関係があるのか、または餌に関係があるのか、わからないことが多いです。

 この川魚の学名は、「オヤニラミ」といいます。オヤニラミは中国山系の河川に生息しています。宍粟郡内の河川で、この川魚オヤニラミの生息を尋ねましたが、呼び名が地域によって異なるからか、郡内には今のところ生息しているかどうかはわかっていません。

 この川魚「オヤニラミ」は、昔と同じように今でも生息していますが、昔と比べると数は少なくなっているようです。

 この稀少価値のあるオヤニラミを、引原川からの絶滅を救い、美しい自然と豊かな水流の引原川で育て、自然を求めてやってくる都会の人々に鑑賞してもらいたいと考えています。もちろんオヤニラミだけでなしに、引原川に生息している他の川魚と共に…。

 しかしもっと欲を言えば、全国各地の「道の駅」に、その土地の特産物と共に、オヤニラミのような川魚を鑑賞するコーナーがあれば、もっと旅が楽しいものになるだろうと思っています。

(波賀町 牛谷 修三氏)

※オヤニラミ:朝鮮半島南部と西日本だけに生息し、流れのゆるやかな清流を好む淡水魚。
変わった名前がついているが、その名前の由来には諸説があり、オスが卵を守る様子から「親が睨みを効かす」、縄張り意識が強いことから「たとえ親でも睨む」、眼状紋を子・本物の目を親に見立て「子が親を睨んでいる」などがある。


「E-宍粟」支援隊そーたんs

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