宍粟の地名(由来)の「地名の由来「皆河」」
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地名の由来「皆河」
【閲覧数】1,389 【マップカテゴリ】安富町(現姫路市)
2010年03月12日 11:26
~宍粟市ゆかりの地として、安富町(現姫路市)・南光町(現佐用町)の地名の由来を続けていきます~


今回は、「皆河」(安富町富栖地区)をとりあげます。

■皆河(みなご)

 林田川最上流域の河谷。安志谷の最北部に位置し、南は栃原村。南流する安志川(現林田川)の両岸を占め、南から早柏(はやかし)・一の谷・梅ケ岡(現在の梅中)・行友(ゆきとも)・中皆河・重光(しげみつ)・新田(しんで)の集落があり、その北方に枝村関がある。慶長国絵図に「行友村」がある。安志川の最上流に見える「関田村」は枝村関をさすか。関は、皆河の一部。地名の由来は、盆地への入り口が狭隘(きょうあい)であることによる。平家落人の伝承地で、平家馬場の地名もある。

 古くは皆川とも書く。地名はニナガワ(蜷川)の転嫁というが、ミナ(水)ゴウチ(河内)が原義で、水の豊富な河谷を意味する。字湯の山には汲んで風呂場にした鉱泉の湧出池がある。古井家住宅は約400年前の民家で、亀石にまつわる伝承がある。

 本村に矢倉大明神(現矢倉神社)、枝村関に水尾神社、ほかに小社10があり、亀山本徳寺(現姫路市)と福円林田寺(現同上)の各支配下の一向宗道場・薬師堂・不動堂があった。水尾神社社殿は飛騨匠の作と伝承(播磨鑑)。

 国指定重要文化財の古井家住宅は皆河の千年家と通称される。様式は木造平屋の入母屋造で、茅葺。建築年代は室町と推測される。口碑では羽柴秀吉による姫路城天守閣築造の際、住宅の古材の一部を提供したと伝える。

 水尾神社は社殿の暦応元年(1338)10月13日銘をもつ本殿棟札から、同年の建立とされる。水尾神社の大スギは県指定天然記念物。関地内の鹿ケ壺は県指定名勝で、林田川の最源流部に近い小支流の川底に形成された甌穴群である。

◇今回の発見
・皆河にある千年家は、日本家屋の原点。木造で400年以上大事に残された貴重なもの。全国で一、二を争う古建築。
・関が皆河の一部(枝村)だったこと。関の鹿ケ壺は悠久の自然が作り出した芸術品。
・皆河の早柏・梅岡などの姓名は、地名(小字)に由来している。


※宍粟の逸話「鹿ヶ壷と伊佐々王」をご覧下さい。
http://shiso-sns.jp/blog/blog.php?key=8665


「E-宍粟」支援隊“そーたん’s” 

▼安富町地図 ▼千年家と鹿ケ壺 ▼水尾神社(関)  

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