宍粟・播磨の城跡の「但馬 城ケ腰城跡(養父市大屋町)」
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但馬 城ケ腰城跡(養父市大屋町)
【閲覧数】809
2016年06月23日 13:17

 

たじま じょうがごし

但馬 城ケ腰城跡  養父市大屋町宮本字城ケ腰

 

 

宮本城砦群の中どころにある城ケ腰跡を紹介します。

 

 

 ▲宮本城砦群 大屋町史より

 

 

城ケ腰城跡

 

 城ケ腰城跡は宮本川右岸に沿って北から南に張り出した尾根先端部(標高230m、比高40m)に位置する。城域は幅約50m長さ約150mあり、尾根筋上に築かれた単郭式の小規模な城跡である。

 主郭は幅約9m、長さ約47mあり、両端に堀切を持つが、最初の堀切は幅13m、深さ6~7mと深く、背後のものは幅7.3m、深さ4m。東側と背後に3つの竪堀を備えており尾根筋の守りと東側面の防備を固めていることがわかる。

 城主は不明。この城は南北朝期に築かれ戦国期に補強・改修されたと考えられている。この城の役割は宮本川上流の建屋につづく街道を押さえていたと考えられる。高取城とは谷を隔てて並びにあり、互いに連携をとりあっていたにちがいない。城ケ腰城と高取城の背後には宮本高城が控えている。

 

 

 

  アクセス

 

 

 

 宮本公民館から宮坂橋を渡って御井神社に向かうと神社の参道入口に鳥居がある。その対面の石垣の横の道が腰ケ城跡の登城口になる。

 

   

▲登城口                     ▲登城途中から

 

 

坂を上ると小さな青色のお堂がある。そのお堂の手前のやや急な杉林を登っていく。

 

  

 ▲よく見るとお堂(札所)             ▲お堂手前の杉林に這い登る

 

 

 ▲上部                     ▲最初の曲輪跡

 

 

 少し登るとこんもりとした曲輪跡に至る。そこからなだらかな尾根筋を50mほど歩くと

堀切が現れる。かなりの深さがある。

 

 

 

 ▲先に堀切が見える                 ▲堀切

 

その堀切の上部が主郭である。

 

    

▲主郭から南西を見る                    ▲奥に長い

 

 

奥行きのある主郭の背後にも堀切がある。

 

 

▲主郭背後の堀切(上部から)             ▲堀切(堀切底から)       

    

▲主郭の背後 尾根がつづく

 

 

雑感

 

 この城の比高はわずか40m。尾根の先端にたどり着けばあとは尾根を進むだけ。長くなだらかな尾根筋上に築かれた山城なので、堀切がなければ城跡だとまず気が付かないだろう。

 あとから思い起こそうとしても、眺望が悪くただ細い尾根の距離を感じただけで堀切以外は印象が薄かった。

 この城ケ腰城と並びの高取城は尾根先端の低い城、そのためこの2城を統括・補完する城(宮本高城)が背後に存在していた。

 

次回は、宮本城砦群のもっとも高い位置にある宮本高城を紹介します。

 

※参考:大屋町史

 

[関連]

・但馬 高取城跡 http://shiso-sns.jp/bbs/bbs_list.php?root_key=21510…1465530392

・但馬 大杉城跡 http://shiso-sns.jp/bbs/bbs_list.php?root_key=21500…bbs_id=122

 

 ※宍粟・播磨の城跡 http://shiso-sns.jp/community/?bbs_id=122

 


書き込み数は2件です。
[ 日付順 ] [ 投稿者順 ]
Re[2]: 但馬 城ケ腰城跡(養父市大屋町)
【返信元】 Re: 但馬 城ケ腰城跡(養父市大屋町)
2016年06月24日 11:09
 情報ありがとうございます。さっそく探してみます。但馬内の市史や町史は最寄りの図書館でほぼ借りることができました。

 現場ではできるだけ年配者とお話をして地域の情報を得ています。幸運にも最初に出会った方が、元教育委員会におられた方だったのでいろいろお話を聞いて但馬に興味を持ちました。

 大屋までが1時間と少しなので、4月から6月上旬にかけて6・7回行きました。その間のものがあと8城程あるのでこれから紹介していく予定です。
 
次回の但馬探索は、ヒルやダニの関係で10月下旬まで待つ予定です。秋から一緒に行ければ心強く思います。
Re: 但馬 城ケ腰城跡(養父市大屋町)
【返信元】 但馬 城ケ腰城跡(養父市大屋町)
2016年06月24日 06:43
但馬の城めぐり、精力的にやられてますね。
宍粟に通じる養父の山城群
気になりながらロケーションとヒルが多いという噂に
ついつい縁遠い状態になっていました。
タケネットさんの訪問禄を参考に
訪れてみたいな~、などと思ったりしています。

養父の山城資料としては大屋町史のほかに
「図説養父市城郭事典」というのがあります。
お持ちでなければ、但馬の図書館には備わっていると思います。
また、同署を執筆された西尾さん(お会いされたかもしれませんが)が
執筆された但馬の城郭関係の出版物も図書館にあるかと思われます。

これからも但馬の山城訪問記
楽しみにしています。