宍粟・播磨の城跡の「岡城(一宮町須行名)」
「岡城(一宮町須行名)」の書込一覧です。
岡城(一宮町須行名)
【閲覧数】2,578
2010年11月16日 11:29

       おかじろ

播磨 岡城跡 

 


 

▼南から見た宮山と頂上

▼岡城のあった頂上周辺

▼頂上・中腹からの景色

 

宮山(みやま)の頂上に岡城跡は位置し、眼下に伊和神社を中心とした伊和の里とその南北を通る因幡街道を見下ろし、北東には染河内(そめごうち)谷筋が一望できる。南部には伊和三山のその先には長水山が見える。この岡城は、その長水山山頂の長水城の出城であったという。山頂より街道の人の動きがよくわかり、出城としては最適な場所に築かれていることがよくわかります。

 

 城跡にある説明版の記事と、「播州宍粟名所旧蹟」宇田義男著を紹介します。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

岡城(おかじろ)跡 (説明文 一宮町・一宮町教育委員会)

 

岡城は、岡山城・宮山城とも呼ばれ、播磨国一宮伊和神社を眼下に望む宮山の山頂に築かれています。

「播磨鏡」などの古記録によれば。七条赤松家の末流である赤松治部少輔教弘が、明徳3年(1392)ここに始めて城を築いたとされていますが、嘉吉の変(1441)の時に一旦落城したものと見られています。その後、天文年中(1532~54)に至り、岡城豊前守吉政が再びこの地に城を築いて居城としましたが、天正8年(1580)羽柴秀吉によって宇野氏の居城である長水城が攻め落とされた際に、岡城も落城したものと伝えられています。

山頂部から三方の尾根にかけては、主郭跡と見られる石塁を備えた東西約12m・南北15mの平坦地を中心、それを取り巻く帯郭跡や階段上に連なる郭跡、防御のための堀跡などが残されており、昔日の姿を偲ぶことができます。また、山頂からの眺望はすばらしく、この城の軍事的な重要性をよく物語っています。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【播州名所旧蹟】

神戸(かんべ)の岡城山

抑々此岡城山と申すは、宍粟郡無類の山にして神戸の三つ山を見ゆる眺望絶景の峯(みね)にて四方の景色大によし。北の方には花咲山(はなさきざん)、東の方に白倉山(しらくらさん)、西には高畑山(たかはたさん)、是を三つ山と云ふなり。南の方には一ノ宮を一目に見て此山の峯より神戸を一度に眺むる時は希代の城山なり、又長水山の城址も遥かに見えて尚又東の山谷は岡城谷とて谷深くして谷川の水清く流れて桜の古木多く有りて桜の花見れば風景きわめてよき名高き名所なり。

さて又此岡城山は村上天皇第七皇子具平親王六條宮二品中務卿より出たる名族にして播磨従季房公の末孫に赤松治郎大輔教弘山に始めて城を築きて城主と成り其の頃は明徳3年壬申3月なり。

城主赤松治郎大輔教弘、同五位蔵人元久、同掃部介則勝、其後に至りては岡城豊前守吉政の嫡男備後守吉一、二男孫左衛門尉吉久、三男伝兵衛吉宗、此備後守守吉一と云ふ人は長水城宇野家の大老なり長水の合戦の時に数千人にすぐれし大刀無双の勇士にして鐵(てつ)と赤銅(しゃくどう)とのねじねじになりたる鉄の棒を水車の如くに振り廻して敵の中で血のけむりをたてたりと云ふ忠義の英雄なり。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※※※※※※※※※※

関係古文書

【播磨鏡】

伊和須行名(スギヨナ)村

城主ハ赤松亦次郎蔵人元久 父ハ治郎太輔教弘七條家ノ末 嘉吉ノ乱ニ父子共ニ討死ス

 【播陽古城記】

岡山城  宍粟郡

城主ハ赤松又次郎豊久ナリ 父ハ赤松治郎大輔満弘ナリ

 【赤松家播備作城記】

岡城 宍粟郡神戸ノ郷又号宮山城

安積伊勢守時治 持之 嘉吉ノ乱ノ時ニ赤松又ニ郎 父久守当城同八月落城也

国豊前守 天文年中再営メ 之為居城也 同豊後守 相続居城 永禄年中移干下土井ノ城也

 

 ■アクセス

岡城跡のある宮山(514m)は、しそう50名山の一つです。伊和神社・道の駅播磨いちのみや前を右折し、更に左折して200mほどで右折すると市民の森入り口に宮山への登山表示があります。登って行くと水源地前に数台の車を置くスペースがあります。ここからが山道になり、少し進み防御柵(フェンス)の門を開けて登ります。やや急な山道で、頂上近くは足元の悪いガレ場があるため転倒防止に登山杖(ステッキ)があればよいでしょう。約40分で登れました。

▼公園→神戸排水池→登山入口

 

 

 「E-宍粟」支援隊そーたんs


書き込み数は2件です。
[ 日付順 ] [ 投稿者順 ]
Re[2]: 岡城(一宮町須行名)
【返信元】 Re: 岡城(一宮町須行名)
2010年11月17日 15:22
そうなんです。
 オカジロガキ(岡城柿)は、今日のげん木1本「春名邸のオカジロガキ」で紹介しています。
オカジロガキの名は、岡城から付いた名で、地名のついた柿は珍しいとのこと。食べたことがあり、甘くておいしい柿です。その木は母樹で、接木にして増やすのですがうまくはいかないと聞いています。

※しそうの巨樹銘木
http://shiso-sns.jp/bbs/bbs_list.php?root_key=7364&…;bbs_id=94
Re: 岡城(一宮町須行名)
【返信元】 岡城(一宮町須行名)
2010年11月17日 14:40
染河内出身の母が、神戸、染河内一帯にあるオカジロ柿はここに由来する、と言っていました。